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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2022年8月26日)

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国産ワクチン研究開発拠点、東大など選定

日本医療研究開発機構(AMED)と文部科学省は8月26日、国産ワクチンの研究開発拠点に東京大などを選定したと発表した。昨年6月に閣議決定された「ワクチン開発・生産体制強化戦略」に基づく施策の一貫で、研究開発を主導する「フラッグシップ拠点」に東京大を、特色ある研究を行う「シナジー拠点」として大阪大、千葉大、長崎大、北海道大を指定。動物実験やゲノム解析などを行う「サポート機関」には、実験動物中央研究所など6機関を選んだ。これらの拠点には、2021年度の補正予算で整備した515億円の基金を使って研究開発費を支援する。

 

「キムリア」濾胞性リンパ腫への適応拡大が承認

ノバルティスファーマは8月26日、CAR-T細胞療法「キムリア点滴静注」(一般名・チサゲンレクルユーセル)について、再発または難治性の濾胞性リンパ腫への適応拡大の承認を取得したと発表した。急性リンパ芽球性白血病とびまん性大細胞型B細胞リンパ腫に続く適応。濾胞性リンパ腫は一般的に悪性度が低く、緩徐に進行するが、再発を繰り返すことも知られている。複数の治療選択肢があるが、治療を重ねるごとに有効性は低下する傾向があり、再発と治療を繰り返す中で治療選択肢がなくなる場合がある。

 

インテージヘルスケア、岡山大とAI創薬による新薬開発の共同研究

インテージホールディングス傘下のインテージヘルスケアは8月26日、岡山大とAI(人工知能)創薬による新薬開発の共同研究を開始したと発表した。同大が行うイムノグロブリン(Ig)様細胞外ドメインを標的とした難治性疾患治療薬の研究で、インテージヘルスケアなどのAI創薬プラットフォームを使った化合物デザインを行い、新規化合物を得ることを目指す。Ig様細胞外ドメインを持つ受容体型チロシンキナーゼは、悪性腫瘍の発生と進展に重要な役割を担っているが、低分子化合物が結合できるポケットが少ないことなどが障壁となり、阻害薬の開発は進んでいないという。両者はすでに、インシリコスクリーニングでシード化合物を見出し、さまざまなモデルで効果を確認している。共同研究では、そうした情報をもとにAI創薬のアプローチでシード化合物の最適化を行う。

 

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