
大塚、抗CD98重鎖抗体を阪大から導入
大塚製薬は4月15日、大阪大と新規抗腫瘍抗体に関するライセンス契約を結んだと発表した。阪大は、同大大学院医学系研究科が同定した抗CD98重鎖抗体「R8H283」について、大塚に全世界で同抗体を利用した製剤の独占的な実施権を許諾。大塚は契約一時金と開発・販売の進捗に応じたマイルストン、売上高に応じたロイヤリティを支払う。R8H283を利用した製剤には、医薬品のほかにCAR-T細胞療法などの再生医療等製品も含まれる。R8H283が標的とするCD98重鎖はさまざまな組織に発現するタンパク質だが、R8H283は多発性骨髄腫に特異的な結合を示すという。
アストラゼネカ、米原工場にソーラーパネル
アストラゼネカは4月15日、米原工場(滋賀県米原市)に建設していたソーラーパネルが完成し、同日から稼働を始めたと発表した。年間の想定発電量は約205万kWhで、同工場で使用される電力の約20%に相当する。2020年との比較で約1200トンの二酸化炭素排出削減につながるという。
AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
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