バイエル薬品、21年の国内売上高は0.6%減の2975億円
バイエル薬品は4月14日、2021年の国内売上高が薬価ベースで前年比0.6%減の2975億円だったと発表した。薬価の中間年改定や後発医薬品の浸透でわずかに減収となった。主力品では、眼科用VEGF阻害薬「アイリーア」が852億800万円(10.2%増)、抗凝固薬「イグザレルト」が815億1500万円(2.9%増)を販売。婦人科領域の「ヤーズフレックス」も41.8%の増収となった。
アステラスの尿路上皮がん治療薬「パドセブ」、欧州で承認
アステラス製薬は4月14日、抗ネクチン4抗体薬物複合体(ADC)「パドセブ」(一般名・エンホルツマブ ベドチン)が欧州で承認されたと発表した。適応は、局所進行性または転移性尿路上皮がんに対する単剤療法で、白金製剤を含む化学療法と、PD-1/PD-L1阻害剤による治療歴のある患者が対象。米国では19年に、日本では21年に承認されている。
エルピクセルと塩野義子会社、感染症の創薬技術を共同研究
LPIXEL(エルピクセル、東京都千代田区)は4月14日、塩野義製薬の子会社で創薬研究支援を手掛けるシオノギテクノアドバンスリサーチと、人工知能(AI)を使った創薬技術に関する共同研究を開始したと発表した。エルピクセルの画像解析AIを活用し、ウイルスに感染した細胞を自動で判別するAIを構築することで、ウイルス力価測定の迅速化・自動化を目指す。ウイルス力価は従来、ウイルス感染による細胞障害の有無を研究者が目視で判定して算出しており、研究者の作業負担などが課題となっている。