塩野義のコロナ薬、政府が100万人分購入へ
塩野義製薬は3月25日、申請中の新型コロナウイルス向け経口抗ウイルス薬「S-217622」の国内供給について、厚生労働省と基本合意書を締結したと発表した。承認取得後、政府が100万人分を購入し、その後も一定数量を確保する。塩野義は先月25日、条件付き早期承認の適用を求めて承認申請を行った。
ブリストル「ブレヤンジ」大細胞型B細胞リンパ腫2次治療で申請
ブリストル・マイヤーズスクイブは3月25日、CAR-T細胞療法「ブレヤンジ静注」(一般名・リソカブタゲン マラルユーセル)について、再発・難治性の大細胞型B細胞リンパ腫に対する2次治療を対象とした適応拡大の申請を行ったと発表した。ブレヤンジは昨年3月、再発・難治性の大細胞型B細胞リンパ腫と再発・難治性の濾胞性リンパ腫の適応で承認を取得した。
ヤクルト本社、PI3K-デルタ/ガンマ阻害薬デュベリシブを申請
ヤクルト本社は3月24日、口ホスファチジルイノシトール-3-キナーゼ(PI3K)-デルタ/ガンマ二重阻害薬デュベリシブ水和物について、再発・難治性の慢性リンパ性白血病と小リンパ球性リンパ腫の適応で申請したと発表した。PI3K-デルタ/ガンマは悪性のB細胞とT細胞の増殖・生存に関与しており、同薬はこれらを阻害することで悪性 B 細胞・T 細胞の増殖を抑制する。ヤクルト本社は同薬の日本での開発・商業化権を米セキュラバイオから許諾されている。