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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2022年2月4日)

更新日

 

MeijiSeikaファルマ子会社に7億円の制裁金…英競争法違反で

MeijiSeikaファルマは2月4日、子会社メドライク(インド)の英国法人が英国競争法に違反したとして英国競争・市場庁から462万ポンド(約7億2000万円)の制裁金支払いを命じられたと発表した。プロクロルペラジンの後発医薬品をめぐる一部の行為が、英国内の競争を制限するおそれがあるとして同庁の調査を受けていた。問題の行為はMeijiがメドライクを買収する前の2014年2月から行われていたという。Meijiは17年10月に調査開始の通知を受けて問題を認識し、メドライク英国法人に対して問題の行為をやめるとともに、調査への協力を指示した。Meijiは「すべての関連会社に対し、再発防止と法令順守の強化に取り組んでいく」としている。

 

アキュリスファーマ 導入の睡眠障害薬、国内治験を開始

アキュリスファーマは2月4日、仏Bioprojet Pharmaから導入した睡眠障害治療薬pitolisant(開発コード・BF2.649)の国内臨床第1相(P1)試験を開始したと発表した。健康成人を対象に、安全性と忍容性、薬物動態を確認する。同薬はヒスタミンH3受容体拮抗薬/逆作動薬。欧米では、ナルコレプシーなどに対する治療薬として承認されている。

 

決算

米メルク(2021年12月期、2月3日発表)

売上高487億400万ドル(約5兆6010億円、前期比17%増)、純利益123億4500万ドル(173%増)。免疫チェックポイント阻害薬「キイトルーダ」が171億8600万ドル(20%増)を売り上げたほか、HPVワクチン(44%増)や筋弛緩回復薬「ブリディオン」(28%増)などが好調だった。新型コロナウイルス感染症治療薬モルヌピラビルは、11月の英国承認から約2カ月で9億5200万ドルを販売した。22年12月期は売上高561億~576億ドルを予想。モルヌピラビルは50億~60億ドルの売り上げを見込む。

 

米イーライリリー(2021年12月期、2月3日発表)

売上高283億1840万ドル(約3兆2567億円、前期比15%増)、営業利益63億5710万ドル(5%増)。乾癬治療薬「トルツ」(24%増)やSGLT2阻害薬「ジャディアンス」(29%増)、抗がん剤「ベージニオ」(48%増)などが牽引した。新型コロナウイルス感染症に対する抗体医薬の売り上げは22億3920万ドル。22年12月期は278億~283億ドルの売り上げを予想している。

 

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