エムスリー、3Hグループ4社を来月1日に完全子会社化
エムスリーは1月25日、被験者募集などの臨床試験支援サービスを展開する3Hホールディングスと同社グループの3Hメディソリューション、3Hクリニカルトライアル、3HCTSを2日1日付で完全子会社化すると発表した。3Hグループを傘下に収めることで、エムスリーグループの被験者パネルは単純合算で業界最大規模となる150万人に拡大。患者リクルーティングの加速と治験の効率化を目指すほか、DCT(分散型臨床試験)支援やePRO、CRO、SMOなどのサービスで幅広く協業する。
富士薬品、台湾企業にドチヌラドを導出
富士薬品は1月25日、痛風・高尿酸血症治療薬のドチヌラド(国内製品名・ユリス)について、台湾での開発・販売で生達化学製薬股份有限公司(台湾)と独占的ライセンス契約を結んだと発表した。すでに北米・欧州で米フォートレス・バイオテックと、中国・ASEAN5カ国でエーザイと提携を結んでおり、これらに続く導出となる。
「オプジーボ」台湾で非扁平上皮非小細胞肺がん1次治療に適応拡大
小野薬品工業は1月25日、免疫チェックポイント阻害薬の抗PD-1抗体「オプジーボ」(一般名・ニボルマブ)について、台湾で「EGFRまたはALK 遺伝子変異陰性の進行・再発の非扁平上皮非小細胞肺がんのファーストライン治療」への適応拡大の承認を取得したと発表した。ベバシズマブ、化学療法と併用する。臨床試験では、プラセボとベバシズマブ、化学療法の併用に比べて無増悪生存期間を有意に延長した。
武田、植物由来の包装材がWorldStar award受賞
武田薬品工業は1月25日、固形剤の1次包装に使っている植物由来ポリエチレンボトル(バイオマスポリビン)と、すべてをリサイクル可能なプレフィルドシリンジの2次包装が世界包装機構(World Packaging Organisation)主催の「WorldStar award」を受賞したと発表した。バイオマスポリビンは高血圧症治療薬や酸関連疾患治療薬などに使用されており、今後、対象製品を拡大する予定。