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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2021年8月19日)

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大日本住友 欧州子会社を英ファンドに売却

大日本住友製薬は8月19日、米子会社のサノビオン・ファーマシューティカルズが、同社の欧州子会社サノビオン・ファーマシューティカルズ・ヨーロッパ(SPE)の全株式を英インフレクション・プライベート・エクイティ・パートナーズに売却したと発表した。SPEは抗精神病薬「ラツーダ」を欧州で販売しており、今後も大日本住友とのライセンス・供給契約のもとで販売を続ける。大日本住友は売却により日本と北米、中国・アジアでの自社販売に注力する。

 

三和化学 二次性副甲状腺機能亢進症治療薬「ウパシタ」を20日発売

三和化学研究所は8月19日、血液透析下での二次性副甲状腺機能亢進症治療薬「ウパシタ静注透析用シリンジ」(一般名・ウパシカルセトナトリウム水和物)を20日に発売すると発表した。同薬は副甲状腺のカルシウム感知受容体に作用し、副甲状腺ホルモンの過剰分泌を抑制する薬剤。コ・プロモーション契約を結ぶキッセイ薬品工業と共同で情報提供活動を行う。薬価は1日あたり1513円で、ピーク時に売上高104億円を予測する。

 

わかもと「マキュエイド」を米社に導出

わかもと製薬は8月18日、国内で開発・販売する「マキュエイド眼注用40mg」(トリアムシノロンアセトニド)について、米国とカナダでの独占的開発・販売権を米ハロー・ヘルスに付与するライセンス契約を結んだと発表した。対価として、わかもとは開発マイルストンを受け取る。マキュエイドは合成副腎皮質ホルモンのトリアムシノロンアセトニドを有効成分とする医薬品で、国内では硝子体手術時の硝子体可視化や糖尿病黄斑浮腫の治療などに使われている。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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