大塚「アジョビ」オートインジェクター製剤を申請
大塚製薬は7月8日、片頭痛発作抑制薬「アジョビ皮下注225mg」(一般名・フレマネズマブ)について、オートインジェクター製剤の剤形追加を申請したと発表した。同薬は抗CGRP抗体で、イスラエル・テバから導入。先月23日にシリンジ製剤が承認された。オートインジェクターは針刺し事故を防止する設計になっており、注射に対する患者の不安軽減が期待される。
三井不動産とLINK-J、賃貸ラボを新木場にオープン
三井不動産とライフサイエンス・イノベーション・ネットワーク・ジャパン(LINK-J)は7月8日、東京・新木場に賃貸ラボ「三井リンクラボ新木場1」をオープンしたと発表した。本格的な研究が可能なウェットラボで、ラウンジや会議室なども完備。ライフサイエンス領域のスタートアップ企業や、NECソリューションイノベータ、シミックなどの入居が決定している。三井不動産はすでに東京都江戸川区で賃貸ラボを運営。今年11月には千葉県柏市の国立がん研究センター東病院近くに賃貸ラボが完成するほか、新木場エリアでは2023年春の完成を目指して2棟目の建設を計画している。
中外 職域接種でワクチン1600回分を廃棄
中外製薬は7月8日、新型コロナウイルスワクチンの職域接種で、ワクチン1600回分を廃棄したと発表した。ディープフリーザーの電源アダプターの接続部が緩み、庫内の温度が上昇したため、ワクチンが使用できなくなった。中外は再発防止に向け、フリーザーの電源接続部を固定し、温度確認を徹底するとしている。