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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2021年6月2日)

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「ジョイクル」にブルーレター、投与後にアナフィラキシー

関節機能改善薬「ジョイクル」(一般名・ジクロフェナクエタルヒアルロン酸ナトリウム)の投与後に重篤なショックやアナフィラキシーを発症したケースが複数報告されているとして、製造販売元の生化学工業と販売元の小野薬品工業は6月1日、安全性速報(ブルーレター)を出して医療関係者への注意喚起を始めた。3月23日の承認以降、5月28日までに重篤なショックやアナフィラキシーが10件報告されおり、このうち80歳の女性が死亡した。同期間の推定使用患者数は約5500人。厚生労働省の指示を受け、生化学工業は警告欄を新設するなど添付文書の改訂を行った。

 

スコヒアファーマ、GLP-1/GIP受容体デュアルアゴニストで中国企業と提携

スコヒアファーマは6月1日、開発中のGLP-1/GIP受容体デュアルアゴニスト「SCO-094」の開発・製造・販売で中国のHuadong Medicineと業務提携したと発表した。対象地域は、日本を除くアジア太平洋地域の25カ国で、中国、韓国、オーストラリアなどが含まれる。スコヒアは糖尿病や肥満症を含む代謝性疾患の治療薬として開発を進めており、英国で臨床第1相(P1)試験を実施。Huadongは同試験の結果をもとに中国で臨床試験を進める。スコヒアは契約一時金として400万ドル(約4億4000万円)、開発・販売マイルストンとして最大2400万ドルを受領。売り上げに応じたロイヤリティを受け取る権利も持つ。

 

塩野義、感染症モニタリングで島津製作所と業務提携

塩野義製薬は6月2日、下水を使った感染症モニタリングの社会実装を目指し、島津製作所と業務提携に関する基本合意書を結んだと発表した。今後、共同事業体の設立に向けて協議を進める。塩野義は、北海道大との共同研究で、下水に含まれる新型コロナウイルスを検出する高感度の検出法を開発。島津製作所のグループ会社・島津テクノリサーチも、ヒトへの検査と組み合せた下水モニタリングシステムを展開している。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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