新型コロナワクチン、国内でも接種開始
新型コロナウイルスワクチンの接種が2月17日、国内でも始まった。米ファイザーと独ビオンテックが共同開発したmRNAワクチン「コミナティ」で、まず国立病院機構など100医療機関の医療従事者約4万人を対象に先行接種。その後、それ以外の医療機関の医療従事者への接種を行い、高齢者への接種が始まるのは4月以降になる見通し。
中外「エディロール」物質特許侵害で沢井・日医工など再提訴
中外製薬は2月17日、骨粗鬆症治療薬「エディロール」(一般名・エルデカルシトール)の後発医薬品を製造販売する沢井製薬と日医工などを相手に起こした特許侵害訴訟について、1月15日付で訴訟を取り下げ、2月17日付で再提訴したと発表した。取り下げと再提訴について中外は「訴訟戦略上の理由」としている。中外は、沢井と日医工が日産化学にエディロール後発品の原薬製造を委託しており、3社が後発品を製造・販売するために中外が保有する特許の結晶形を生産・使用していると主張している。
東和 バンダイナムコと開発の服薬支援ツール、実証実験へ
東和薬品は2月17日、バンダイナムコ研究所と共同開発している服薬支援ツールについて、実証実験用のプロトタイプが完成したと発表した。今後、実証実験を通じて改良を行い、2021年度中のリリースを目指す。両社は昨年1月、アドヒアランスの向上と残薬の解消を目指し、ゲームの手法を取り入れた服薬支援ツールの開発で提携。完成したプロトタイプには、薬剤師によるフォローアップ機能も備えている。
米ブリストル 東京医科歯科大と共同研究、線維症治療薬の創出目指す
米ブリストル マイヤーズ スクイブは2月17日、東京医科歯科大と線維症の治療薬創出に向けた共同研究を行うと発表した。線維症の発症メカニズムの解明で知られる同大大学院医歯学総合研究科免疫アレルギー学分野の佐藤荘教授の研究をサポートする。ブリストルは2015年から日本で「ジャパン・オープン・イノベーション」活動を行っており、今回の提携もその一環。
MICIN・日本調剤 オンライン診療・服薬指導サービスを連携
MICIN(マイシン)と日本調剤は2月17日、マイシンのオンライン診療サービスと日本調剤のオンライン服薬指導システムを連携させると発表した。患者は、オンライン診療を受けたあと、スムーズにオンライン服薬指導を予約できるようになる。連携は今年4月からスタートさせる予定。
栄研化学、新社長に納富専務
栄研化学は2月17日、代表執行役社長に納富継宣・専務執行役研究開発統括部長兼生産統括部長が就任すると発表した。6月下旬に開かれる株主総会後の取締役会で正式決定する。現職の和田守史氏は代表執行役会長に就く。
【AnswersNews編集部が製薬企業をレポート】
・中外製薬