IQVIA、ゲノム解析データプラットフォームの提供を開始
IQVIAジャパングループは2月16日、匿名化した日本人のゲノム解析データを実装したプラットフォーム「IQVIA Genome Wide Study Platform(GWSP)」を構築し、今月から提供を始めたと発表した。リアルワールドの遺伝子情報、健康関連情報から疾患発症や薬理作用のメカニズムを解析し、地域・民族的特性を反映した医薬品の研究開発、適正使用の推進などを支援する。遺伝子検査サービスパネルを使い、追加の調査研究もできるのが特徴。匿名化データにはDeNAライフサイエンスとジーンクエストの統計データ約10万人分を利用しており、今後アカデミアの統計データにも拡張したいとしている。
「FoundationOne」ペミガチニブのコンパニオン診断として承認
中外製薬は2月16日、がん遺伝子パネル検査「FoundationOne CDx がんゲノムプロファイル」について、FGFR阻害薬ペミガチニブのコンパニオン診断として承認を取得したと発表した。ペミガチニブは、FGFR2融合遺伝子陽性の胆道がんを対象にインサイト・バイオサイエンシズ・ジャパンが申請中。22日に開かれる厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品第二部会で承認の可否が審議されることになっている。
SCSKとエンサイス、営業支援ソリューションで協業開始
SCSKは2月16日、ヘルスケア業界に対するITソリューションの企画・開発でエンサイスと業務提携したと発表した。これまで、SCSKはMR向け営業支援ソリューション「MR2GO」を、エンサイスは医薬品販売データの集計データを製薬企業向けに提供してきたが、両社で新たなITソリューションの開発を目指す。まずは、SCSKのMR2GOに蓄積されるデータと、エンサイスの医薬品販売データを一体化したレポートを開発する。
オンライン診療「クロン」、ウェブブラウザで利用可能に
MICIN(マイシン)は2月16日、オンライン診療サービス「curon(クロン)」のウェブ版をリリースしたと発表した。患者はアプリをダウンロードせずウェブブラウザ上で医療機関を検索・予約し、パソコンやタブレットで診療を受けることができるようになる。ウェブ版もアプリのアカウントで利用できるという。
【AnswersNews編集部が製薬企業をレポート】
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