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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2020年11月12日)

更新日

 

ペプチドリーム、新型コロナ治療薬開発で富士通などと合弁会社

ペプチドリームは11月12日、富士通とみずほキャピタル、竹中工務店、キシダ化学の4社と、特殊ペプチドを使った新型コロナウイルス感染症治療薬の開発を行う合弁会社「ペプチエイド」を設立したと発表した。ペプチドリームが同定した治療薬候補化合物について、富士通の量子コンピューティング技術などを活用して前期臨床試験までの開発を加速。後期開発は製薬企業と共同で行い、早期の実用化を目指す。

 

大鵬薬品 被包化胸水治療薬を米社から導入

大鵬薬品工業は11月12日、米ラング・セラピューティクスが被包化胸水治療薬として開発しているウロキナーゼ型プラスミノゲンアクチベータ「LTI-01」について、日本での独占的開発・販売権を獲得するライセンス契約を同社と結んだと発表した。被包化胸水は、胸腔内にフィブリンが蓄積して小胞が形成され、胸水が小胞に被包化された状態で、痛みや呼吸困難を引き起こす。LTI-01は疾患の原因となる線維性瘢痕組織を溶解する作用を持ち、米国では感染を伴う患者に対する臨床第2相(P2)試験を実施中。大鵬薬品は、対価として契約一時金とマイルストン、売上高に応じたロイヤリティを支払う。

 

富士フイルム、治療用iPS細胞の提供と技術ライセンスを開始

富士フイルムは11月12日、米子会社フジフイルム・セルラー・ダイナミクス(FCDI)が、治療用iPS細胞の提供とiPS細胞作製技術の特許ライセンス供与を本格的に始めたと発表した。第1弾として、ロンザグループ(スイス)の企業に、エピソーマルベクター・初期化因子などのiPS細胞作製技術ライセンスの全世界での非独占的使用権を許諾。富士フイルムは取り組みを通じ、再生医療の産業化を推進する。一方、ロンザはFCDIに対し、遺伝子導入技術「Nucleofectorテクノロジー」の非独占的ライセンスの利用拡大を許諾した。

 

アッヴィ「ヒュミラ」潰瘍性大腸炎で小児への適応拡大を申請

アッヴィは11月12日、抗TNF-α抗体「ヒュミラ」(一般名・アダリムマブ)について、小児の潰瘍性大腸炎への適応追加を申請したと発表した。申請は日本人患者を含む国際共同P3試験のデータに基づく。小児適応では現在、若年性特発性関節炎でのみ承認されている。

 

大塚製薬工場、松茂工場に輸液の新工場

大塚製薬工場は11月12日、松茂工場(徳島県板野郡松茂町)の敷地内に、PIC/S GMPに準拠した輸液製剤の新工場「MP-Ⅶ」が完成したと発表した。今年7月からダブルバッグ製剤の製造を開始しており、同社は主力工場の1つになると期待している。

 

デルタフライ、協和化学工業とのライセンス契約を解除

デルタフライファーマは11月12日、協和化学工業と結んでいたウベニメクスのライセンス契約を解除することで合意したと発表した。協和化学が、社内事情によって開発を断念したため。デルタフライは自社で開発を続ける。

 

ジーンクエスト IQVIAとゲノム統計データプラットフォームを提供へ

ジーンクエストは11月11日、同社が解析するゲノム統計データを使い、IQVIAジャパングループとデータプラットフォーム「Genome Wide Study Platform」を構築し、製薬企業向けに来年1月から提供を始めると発表した。創薬研究での仮説検証や、医薬品の有効性・安全性の精緻化、マーケティングなどに応用が期待できるという。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

大塚ホールディングス(大塚製薬/大鵬薬品工業)
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