
「アビガン」新型コロナで申請
富士フイルム富山化学は10月16日、抗インフルエンザウイルス薬「アビガン」(一般名・ファビピラビル)について、新型コロナウイルス感染症への適応拡大を日本で申請したと発表した。非重篤な肺炎を有する患者156人を対象に行った国内臨床第3相(P3)試験では、症状の軽快かつウイルスの陰性化までの時間をプラセボに比べて優位に短縮(アビガン群11.9日、プラセボ群14.7日)し、主要評価項目を達成。安全性上の新たな懸念は認められなかったという。
エーザイ「フィコンパ」の適応拡大を中国で申請
エーザイは10月16日、抗てんかん薬「フィコンパ」(ペランパネル)について、中国で部分てんかんに対する単剤療法と小児適応の追加を申請し、国家薬品監督管理局に受理されたと発表した。中国では昨年10月、12歳以上の部分てんかんに対する併用療法で承認。今年1月に発売した。
大鵬薬品、23年までに「社員の喫煙率ゼロ」に
大鵬薬品工業は10月16日、2023年までに社員の喫煙率を0%にするとの目標を発表した。今年の調査では同社全体の喫煙率は15%。目標達成に向け、希望者全員に禁煙外来の費用を補助するほか、研究所や工場の敷地内禁煙、就業時間中の禁煙を徹底。非喫煙者であることを採用条件や役職任命時の考慮要素とする。
AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
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