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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2020年9月29日)

更新日

 

JCRファーマ、先駆け指定のハンター症候群治療薬を申請

JCRファーマは9月29日、パビナフスプ アルファ(血液脳関門通過型遺伝子組み換えイズロン酸2スルファターゼ)を、ムコ多糖症Ⅱ型(ハンター症候群)の適応で申請したと発表した。同薬はJCRの血液脳関門(BBB)通過技術「J-Brain Cargo」を適用したもので、BBBを通過できない既存治療薬と異なり、中枢神経症状への効果が期待される。先駆け指定審査指定制度の対象品目。ブラジルでも近く申請を予定している。

 

アルナイラム siRNA核酸医薬ギボシランを申請

アルナイラム・ジャパンは9月29日、急性肝性ポルフィリン症(AHP)治療薬のsiRNA核酸医薬ギボシランナトリウムを日本で申請したと発表した。AHPは、腹痛や嘔吐、痙攣などの発作が起きる遺伝性の希少疾患。発作中に麻痺や呼吸停止の可能性もあり、生命を脅かす危険もある。ギボシランは、アミノレブリン酸合成酵素1(ALAS1)のmRNAを特異的に低下させることで、AHPの発作に関連する毒性を減少させる。

 

協和キリン富士フイルム、アバスチンバイオシミラーが欧州で承認

協和キリン富士フイルムバイオロジクスは9月29日、抗VEGF抗体ベバシズマブ(先発品・アバスチン)のバイオシミラー「Equidacent」が欧州で承認されたと発表した。同社は、英アストラゼネカと2015年に折半出資で合弁会社「Centus バイオセラピューティクス」を設立。全世界での開発・製造・販売権を許諾し、合弁会社で開発を進めてきた。

 

塩野義「FETROJA」米国で院内肺炎に適応拡大

塩野義製薬は9月29日、抗菌薬「FETROJA」(一般名・セフィデロコル)について、米国でグラム陰性菌による院内肺炎(院内細菌性肺炎、人工呼吸器関連肺炎)への適応拡大が承認されたと発表した。同薬はカルバペネム系抗菌薬に耐性を示すグラム陰性菌に効果を示す薬剤。米国では今年2月に発売した。

 

アルフレッサ セルフメディケーション卸売事業子会社が孫会社を吸収合併

アルフレッサは9月29日、セルフメディケーション卸売事業を手掛ける子会社アルフレッサ ヘルスケアが、同社子会社の茂木薬品商会を吸収合併すると発表した。合併により営業基盤を強化する。

 

「ユルトミリス」非典型溶血性尿毒症症候群で適応追加

アレクシオンファーマは9月28日、長時間作用型の抗補体(C5)抗体「ユルトミリス」(ラブリズマブ)が、非典型溶血性尿毒症症候群(aHUS)への適応拡大の承認を取得したと発表した。aHUSは、補体の制御不能な活性化により身体が自分自身を攻撃し、腎臓などに進行性の損傷を引き起こす疾患。治療薬としてはアレクシオンの同「ソリリス」(エクリズマブ)が承認されている。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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