アムジェン、片頭痛予防薬エレヌマブの小児向けP3試験を国内で開始へ
アムジェンは8月27日、片頭痛予防薬の抗CGRP受容体抗体エレヌマブについて、小児を対象とするグローバル臨床第3相(P3)試験で日本人患者の組み入れを始めたと発表した。試験は反復性片頭痛(EM)を対象とする試験と、慢性片頭痛(CM)を対象とする試験で構成されており、主要評価項目は12歳~18歳の患者の投与3カ月目での月間片頭痛日数のベースラインからの変化。同薬は米欧ですでに承認されており、国内では成人を対象とした開発が先行して進んでいる。
DWTI・メドレックス、米国でリドカインテープ剤を申請
デ・ウエスタン・セラピテクス研究所(DWTI)とメドレックスは8月27日、共同開発している帯状疱疹後の神経疼痛治療薬「MRX-5LBT/DW-5LBT」を米国で申請したと発表した。同薬はメドレックスの技術を使った新規のリドカインテープ剤。先行するパップ剤より皮膚刺激性が少なく、運動時でも粘着力が持続すると期待されている。
JCRファーマ、ライソゾーム病治療薬をブラジルで展開へ
JCRファーマは8月26日、ライソゾーム病治療薬のグローバル展開として、ブラジルでの事業展開を正式に決めたと発表した。今年11月にムコ多糖症Ⅱ型(ハンター症候群)治療薬「JR-141」の申請を予定しており、2021年中の承認取得を見込んでいる。このほか、ムコ多糖症Ⅰ型(ハーラー症候群など)治療薬「JR-171」のP1/2試験を日米とブラジルで計画中。ブラジルでの薬事申請と販売を統括・管理する目的で子会社ジョタ・セ・エヒ・ド・ブラジルを設立しており、同社を拠点に販売と開発を進める。