日本ケミファが構造改革…営業部門対象に希望退職30人
日本ケミファは7月22日、営業拠点の統廃合や希望退職者の募集などの構造改革を行うと発表した。希望退職者の募集は、支店・営業所に所属する医薬営業部門の社員が対象で、募集人数は30人程度。8月7~28日に募集し、応募者は9月30日に退職する。営業拠点は、現在の8支店22営業所から7支店18営業所に統廃合。子会社・日本薬品工業を含むグループ全体の営業部門を統括する「グループ医薬営業本部」を新設するほか、テレワークやフリーアドレスを推進することで本社スペースも削減する。
中外、米デジタル治療企業と提携…子宮内膜症の痛み評価を共同開発
中外製薬は7月22日、デジタルセラピューティクスを手掛ける米Biofourmisと、子宮内膜症に伴う痛みを客観的に評価するデジタルソリューションを共同開発すると発表した。Biofourmisが開発した健康状態の解析プラットフォーム「Biovitals」を活用し、バイオセンサーとAI(人工知能)による客観的な痛みの評価法を開発。120人以上の子宮内膜症患者を対象に観察試験を行い、技術を検証する。
第一三共、ADCで仏研究機関と提携
第一三共は7月22日、フランスのがん研究機関Gustave Roussyと、自社の2つの抗体薬物複合体(ADC)に関する研究提携を結んだと発表した。対象は抗TROP2 ADC「DS-1062」と抗HER3 ADC「U3-1402」。第一三共は、これら2剤についてGustave Roussyが行う臨床研究やトランスレーショナル・リサーチ、他剤との併用療法の検討などを含む包括的な研究プログラムを支援する。第一三共は提携を通じ、両剤の開発を充実させるとともに、併用療法の可能性を探る。
シミックHD、バイオ原薬CDMO子会社を設立
シミックホールディングス(HD)は7月22日、バイオ医薬品原薬の製造技術開発と製造受託を行う100%子会社「シミックバイオ」を設立したと発表した。静岡県島田市の事業所にはGMPに対応した動物細胞用のシングルユース設備を備え、10月の本格稼働を予定している。
湘南アイパーク「日本VCコンソーシアム」発足
湘南ヘルスイノベーションパーク(湘南アイパーク)は7月21日、ベンチャーキャピタル(VC)やコーポレートベンチャーキャピタル(CVC)の連携の場として「日本VCコンソーシアム」を発足させたと発表した。キャタリスパシフィックなどのCVやタケダ・ベンチャーズなどのCVC、製薬企業が参加。会員が意見交換する場を設けるなどして、日本のライフサイエンス業界の投資活性化を目指す。