第一三共「エンハーツ」HER2陽性胃がんへの適応拡大を申請
第一三共は5月7日、抗HER2抗体薬物複合体(ADC)「エンハーツ」(一般名・トラスツズマブ デルクステカン)について、HER2陽性の胃がんへの適応拡大を申請したと発表した。同薬は今年3月、HER2陽性乳がんの適応で承認。胃がんの適応では先駆け審査指定制度の対象品目に指定されている。
富士フイルム子会社、ゲイツ財団などから新型コロナ治療薬の製造を受託
富士フイルムは5月1日、CDMO子会社のフジフイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズ(FDB)が、ビル&メリンダ・ゲイツ財団などが立ち上げた新型コロナウイルス感染症の治療推進プロジェクトから、治療薬のプロセス開発と製造を受託すると発表した。同プロジェクトにはゲイツ財団のほか、ウェルカム財団やMastercardが参画。FDBはプロジェクトが開発を支援する治療薬のグローバル供給に向け、来年から数年間にわたって製造を受託する。
GE薬協、適正競争に向けたガイドラインを策定
日本ジェネリック製薬協会(GE薬協)は5月1日、GE薬協主催の会合で独占禁止法などの競争法規を順守し、適切に団体活動を行うための手引きとなる「会合における適正な競争に関するガイドライン」を公表した。ガイドラインには、独占禁止法などの国内外の競争法規にのっとった会合の運営方法や、競争法規に抵触するおそれがある会合内容(会員企業の価格や販売・生産などに関する情報)などを明記している。