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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2020年4月24日)

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大日本住友 医薬健栄研とインフルエンザワクチンの共同研究

大日本住友製薬は4月24日、医薬基盤・健康・栄養研究所(医薬健栄研)と、ほぼすべてのインフルエンザウイルスに対して効果を持つワクチンの実用化に向けた共同研究を行うと発表した。大日本住友が持つTLR7アジュバント(開発コード・DSP-0546LP)を添加したワクチンを使って、医薬健栄研が免疫解析法の開発や臨床バイオマーキングを実施。季節性だけでなく、新型インフルエンザにも対応できるユニバーサルインフルエンザワクチンの創製を目指す。

 

武田 欧州のノンコア資産をデンマーク企業に売却、最大717億円

武田薬品工業は4月24日、欧州で販売している医薬品の一部と欧州にある2つの製造拠点をデンマークのオリファームグループに売却すると発表した。売却額は最大約6億7000万ドル(約717億円)。売却する医薬品は一般用医薬品のほか、呼吸器や循環器、内分泌領域の医療用医薬品の一部。2018年度の売上高は約2億3000万ドルだった。売却は20年度中に完了する見込み。

 

アッヴィ、関節リウマチ薬「リンヴォック」発売

アッヴィは4月24日、関節リウマチ治療薬「リンヴォック」(一般名・ウパダシチニブ水和物)を発売したと発表した。同薬は1日1回投与の経口JAK阻害薬で、適応は「既存治療で効果不十分な関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)」。関節リウマチの適応を持つJAK阻害薬は国内4剤目。薬価は7.5mg錠2550.90円、15mg錠4972.80円で、ピーク時に薬価ベースで283億円の売り上げを見込んでいる。

 

MSD 抗真菌薬「ノクサフィル錠」を発売、注射剤は7月発売

MSDは4月24日、深在性真菌症治療薬「ノクサフィル錠」(ポサコナゾール)を発売したと発表した。同薬は新規のアゾール系抗真菌薬で、適応は▽造血幹細胞移植患者または好中球減少が予測される血液悪性腫瘍患者における深在性真菌症の予防▽真菌症(フサリウム症、ムーコル症、コクシジオイデス症、クロモブラストミコーシス、菌腫)の治療――。薬価は100mg錠3109.10円で、ピーク時の売上高予想は112億円。4月22日付で錠剤と同時に薬価収載された「ノクサフィル点滴静注」は7月の発売を予定している。

 

ルクサナバイオ 大日本住友と核酸医薬の共同研究、対象を拡大

ルクサナバイオテクは4月24日、大日本住友製薬と核酸医薬の創製を目指した共同研究に関する契約を結んだと発表した。両社は2019年6月から、遺伝子変異が原因で起こる神経疾患に対する核酸医薬の創製に向けた共同研究を行っており、今回の契約で対象となる疾患と遺伝子を広げた。

 

持田 業績予想を上方修正、新型コロナで一部経費未執行

持田製薬は4月24日、2020年3月期連結業績予想を上方修正したと発表した。修正後の予想は▽売上高1017億円(従来予想比7億円増)▽営業利益87億円(17億円増)▽経常利益91億円(同)▽純利益45億円(13億円増)――。売り上げが従来予想を上回るほか、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で一部経費が未執行となり、販管費が予想を下回る。

 

あすか、業績予想を下方修正

あすか製薬は4月24日、2020年3月期の連結業績予想を下方修正したと発表した。売上高は従来予想をわずかに下回るほか、研究開発費など販管費の増加で営業利益も従来予想を下回る。投資有価証券評価損1億1000万円を特別損失に計上することから、純利益も減少する見込み。修正後の予想は▽売上高525億円(従来予想比5億円減)▽営業利益15億円(同)▽経常利益17億円(4億円減)▽純利益6億円(同)――。

 

【AnswersNews編集部が製薬企業をレポート】

武田薬品工業
大日本住友製薬

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