エムスリー eディテールの既読数が56%増加、新型コロナで
エムスリーは4月17日、医療情報専門サイト「m3.com」上での今年3月のeディテール既読数が前年同月比で56%、Web講演会の視聴人数は76%増加したと発表した。同社は、新型コロナウイルス感染症への対応として、デジタルマーケティング支援サービスを特別提供するなどして製薬企業の情報提供活動を支援している。m3.comの滞在時間も38%増加しており、同社は「MRの訪問自粛に応じてm3.comを通じた医師の情報収集量が増加している」としている。
JCRファーマ、BBB通過技術の米ArmaGenの買収完了
JCRファーマは4月20日、血液脳関門(BBB)通過技術を持つ米ArmaGenの買収が完了したと発表した。買収によりJCRは、ArmaGenが米国など世界の主要な地域で出願・取得しているライソゾーム病などに適応可能な知的財産権を獲得。グローバルでの技術的優位性を確立し、BBB通過技術を活用したライソゾーム病治療薬の開発を加速する。
マイシン、治験・臨床研究でのオンライン診療サービスを提供開始
オンライン診療サービス「curon」を手掛けるマイシンは4月20日、今月末に予定するバーチャル治験サービスのリリースに先立ち、オンライン診療を活用した治験支援サービスの提供を始めると発表した。新型コロナウイルスの感染拡大で治験の中断を余儀なくされた患者の安全性確認を自宅でできるほか、新規治験での治験薬の自宅配送などにも応用できるという。
IDファーマ、再生医療等製品製造業許可を取得
アイロムグループは4月20日、子会社のIDファーマが厚生労働省から再生医療等製品製造業許可を取得したと発表した。同社はこれまで、医薬品製造受託機関として茨城県つくば市の研究開発センターで遺伝子治療薬や再生医療等製品の開発・製造を行ってきたが、許可の取得によって自社開発品の販売用製品の製造体制が整った。海外企業に対する承認取得後の製造受託も検討する。