バイエル「ニュベクオ」を日本化薬とコ・プロ
バイエル薬品は2月3日、去勢抵抗性前立腺がん治療薬「ニュベクオ」(一般名・ダロルタミド)について、日本化薬と国内での販売提携契約を結んだと発表した。同薬は先月23日に承認を取得。発売後はバイエルが製造販売を担当し、両社共同で情報提供活動を行う。
ゼリア 協和キリンとの「アサコール」共同販売を終了
ゼリア新薬工業は2月3日、協和キリンと行っている潰瘍性大腸炎治療薬「アサコール」(メサラジン)の共同販売を今年3月いっぱいで終了すると発表した。2009年12月の発売以来1ブランド2チャネルで販売してきたが、4月以降はゼリアが単独で販売する。
MSD「マリゼブ」をキッセイに販売移管
MSDは2月3日、週1回投与のDPP-4阻害薬「マリゼブ」(オマリグリプチン)を今年4月からキッセイ薬品工業に販売移管すると発表した。同薬の製造販売承認はMSDが引き続き保有するが、将来的にはキッセイ薬品が承継することでも合意した。
東和 スペイン・ペンサの買収完了、395億円で
東和薬品は2月3日、スペイン・エステベグループで後発医薬品事業を担うペンサ・インベストメンツの買収が完了し、同社を完全子会社化したと発表した。買収額は約3億2900万ユーロ(約395億円)。買収により東和は、欧米の販売網と生産拠点を獲得し、海外市場に本格的に進出する。
サンド アスペン日本事業の買収を完了
ノバルティスグループで後発医薬品事業を手掛ける独サンドは1月31日、南アフリカ・アスペンの日本事業の買収を完了したと発表した。サンドは買収の対価として3億ユーロを支払っており、特定の条件が満たされれば追加で1億ユーロ以下の金銭を支払う。買収によりサンドは麻酔薬「キシロカイン」や免疫抑制剤「イムラン」など、病院向けの長期収載品を獲得。病院市場を強化する。
東和、作業支援ロボット開発のイノフィスに出資
東和薬品は1月31日、装着式の作業支援ロボットを開発するイノフィス(東京都新宿区)に出資したと発表した。同社が開発したマッスルスーツは、空気圧で動く人工筋肉で人の動作を補助するアシストスーツ。東和は出資を通じ、介護従事者らの負担軽減を目指してマッスルスーツを展開する。
国内初、抗体搭載の薬剤溶出ステントが発売
オーバスネイチメディカルは2月3日、国内で初めて抗体を搭載した薬剤溶出型ステント「COMBO Plusコロナリーステント」(一般名・抗体使用冠動脈ステント)を発売したと発表した。COMBO Plusは虚血性心疾患の経皮的冠動脈形成術(PCI)に使用。抗CD34抗体を搭載することで、血管内皮の修復に関与する血管内皮前駆細胞をステント表面に捕獲し、ステント内腔の再内皮化に寄与すると期待される。