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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2019年12月25日)

更新日

 

「オプジーボ」「ヤーボイ」の併用療法、非小細胞肺がんへの適応拡大を申請

小野薬品工業とブリストル・マイヤーズスクイブは12月25日、免疫チェックポイント阻害薬の抗PD-1抗体「オプジーボ」(一般名・ニボルマブ)と抗CTLA-4抗体「ヤーボイ」(イピリムマブ)の併用療法について、切除不能な進行・再発の非小細胞肺がんへの適応拡大を申請したと発表した。2剤の併用療法は悪性黒色腫と腎細胞がんで承認。高頻度マイクロサテライト不安定性(MSI-High)を有する結腸・直腸がんの適応でも申請している。

 

ニプロファーマ、伊勢工場にプレフィルドシリンジ製剤製造棟を建設

ニプロは12月25日、医薬品製造子会社ニプロファーマの伊勢工場(三重県松阪市)に新たなプレフィルドシリンジ製剤の製造棟を新設すると発表した。投資額は約160億円で、稼働開始は2023年2月を予定。ニプロファーマはすでに同工場と大館工場(秋田県大館市)にプレフィルドシリンジの製造ラインを持っている。新製造棟の建設により、後発医薬品の普及に伴う需要増に対応するほか、アウトソーシングの需要も取り込む。

 

免疫生物研究所、韓国企業とSFTS治療用抗体を共同開発

免疫生物研究所は12月25日、韓国アブコンテックと、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)を適応とする抗体医薬「ACT101」の共同開発契約を結んだと発表した。SFTSはマダニが媒介する感染症。致死的だが対症療法しかなく、有効な薬剤やワクチンはない。アブコンテックは韓国で23年度の発売を目指して開発を進めており、免疫生物研究所との提携を通じて日本でも実用化を目指す。

 

ブライトパス・バイオ、阪大とがん免疫治療の共同研究を開始

ブライトパス・バイオは12月24日、がん免疫療法薬のTLR9アゴニスト脂質核酸製剤の臨床開発に向け、大阪大などと共同研究やライセンスに関する契約を結んだと発表した。阪大と阪大微生物病研究会、帝京大から製剤のライセンスを受け、阪大と製造法の開発に関する共同研究を行う。

TLR9は自然免疫系細胞に存在する受容体タンパク質で、刺激を受けるとT細胞を活性化する。海外では腫瘍に直接投与するタイプのTRL9アゴニストが開発されているが、阪大などが開発した製剤は静脈投与が可能という。ブライトパス・バイオは2021年度中の治験開始を目指している。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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