19年薬価調査、平均乖離率は約8.0%
厚生労働省は12月4日の中央社会保険医療協議会(中医協)総会に、今年9月取引分を対象に行った薬価調査の結果を報告した。平均乖離率は約8.0%で、昨年の調査(7.2%)から0.8ポイント拡大。後発医薬品の数量シェアは約76.7%となり、昨年の調査(72.6%)から4.1ポイント上昇した。
大日本住友、がん領域で米コロンビア大などと研究提携
大日本住友製薬は12月4日、米子会社ボストン・バイオメディカルが米コロンビア大、同ハーバード大、同ウィスター研究所とがんに関する研究提携を結んだと発表した。大日本住友グループは3つの研究機関と共同で、新規創薬ターゲットやプラットフォーム技術について研究する。提携期間は今年9月から最大5年間。具体的な研究テーマはそれぞれの研究機関と協議して決める。
武田、糖尿病薬「ザファテック」25mg錠を発売
武田薬品工業は12月3日、週1回投与のDPP4阻害薬「ザファテック」(一般名・トレラグリプチンコハク酸塩)の25mg錠を発売したと発表した。ザファテックはこれまで50mg錠と100mg錠が販売されてきたが、25mg錠は高度腎機能障害患者や末期腎不全患者向けの製剤。従来はこうした患者への投与は禁忌だったが、25mg錠の承認に伴って今年9月に添付文書から禁忌の記載が削除された。