
塩野義「ゾフルーザ」予防適応の追加を申請
塩野義製薬は10月16日、抗インフルエンザウイルス薬「ゾフルーザ」(一般名・バロキサビル マルボキシル)について、予防適応の追加を日本で申請したと発表した。申請は、インフルエンザ患者の同居家族または共同生活者750人を対象に行った国内臨床第3相(P3)試験の結果に基づく。塩野義の発表によると、同試験でゾフルーザはプラセボに比べてインフルエンザの発症を86%減少させた。
オーファンパシフィック、MSDからジアゾキシドを承継
オーファンパシフィックは10月15日、MSDから高インスリン血性低血糖症治療薬「ジアゾキシドカプセル『MSD』」の国内での製造販売承認を11月12日付で承継すると発表した。承継に伴い、製品名は「ジアゾキシドカプセル『OP』」に変更する。オーファンパシフィックは2017年から販売元として同薬の販売と情報提供・情報収集を行っている。
ノバルティス 患者申出療養に基づく臨床研究に抗がん剤を無償提供
ノバルティスファーマは10月15日、国立がん研究センターが患者申出療養制度の下で行う臨床研究に抗がん剤を無償提供すると発表した。研究では、がん遺伝子パネル検査で治療候補となる遺伝子変異が見つかったものの、治療選択肢がない患者を対象に、既承認薬を適応外使用してその治療効果を検討。国立がん研究センターが調整事務局となり、がんゲノム医療中核拠点病院11施設が参加する。ノバルティスが提供するのは、「ジカディア」「グリベック」「アフィニトール」など9製品。
デ・ウエスタン・セラピテクス、ユビエンスと標的タンパク質分解誘導薬の共同研究
デ・ウエスタン・セラピテクス研究所は10月16日、ユビエンスと標的タンパク質分解誘導薬の創出を目指して共同研究を行うと発表した。標的タンパク質分解誘導薬は、疾患に関連する異常なタンパク質をユビキチン化して特異的に分解するもの。両社の共同研究は眼科領域疾患が対象。デ・ウエスタン・セラピテクス研究所の化合物をユビエンスとともに標的タンパク質分解誘導薬に変換し、分解特性の評価を行う。
AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
あわせて読みたい
オススメの記事
-
Meiji、サンドとペニシリン系抗菌薬の原薬製造で提携/参天が新中計、29年度に売上収益4000億円 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2025年5月21日)
-
【2025年版】国内製薬会社ランキング―トップ3は今年も武田・大塚・アステラス、海外好調で軒並み増収
-
【2025年版】製薬会社世界ランキング―トップ3はロシュ、メルク、ファイザー…リリーがトップ10入り
-
MRの求人は9%増、大型採用続く…研究・製造も内資系企業中心に募集活発|製薬業界 今月の転職求人動向レポート(2025年5月)
-
2024年 国内新薬承認取得数ランキング…最多は11承認のアストラゼネカ、新規有効成分はファイザーがトップ