アステラス、埋め込み型医療機器を米社と共同開発
アステラス製薬は9月13日、バイオエレクトロニクススタートアップの米iota Biosciencesと、極小の埋め込み型医療機器を使った生体センシングや治療の共同研究開発契約を結んだと発表した。対象はアンメットメディカルニーズの高い複数の疾患で、今後、詳細な仕様を検討し、前臨床試験を実施する。
iotaは、電力供給や無線通信に超音波を用いる独自技術を持っており、バッテリーやケーブルが不要で大きさが数ミリ以下の埋め込み型医療機器を開発している。アステラスは2018年5月にコーポレートベンチャーキャピタルを通じてiotaに出資している。
ヴィーブ 抗HIV薬「ドウベイド配合錠」を日本で申請
ヴィーブヘルスケアは9月13日、抗HIV薬「ドウベイド配合錠」を日本で申請したと発表した。同薬は、インテグラーゼ阻害薬ドルテグラビルと核酸系逆転写酵素阻害薬ラミブジンの配合剤。抗レトロウイルス薬による治療歴がない成人患者が対象でとなる。流通・販売は既存のヴィーブ製品と同様にグラクソ・スミスクラインが行う。申請は12日付。
日医工 セファゾリン安定供給へ15億円の設備投資
日医工は9月12日、抗菌薬セファゾリンナトリウム注射用「日医工」の安定供給体制を確立するため、静岡工場(静岡県富士市)に設備投資を行うと発表した。15億円を投じて原薬調整設備を追加する。セファゾリンをめぐっては、海外で製造される原薬の不足により、日医工が今年3月から供給を停止している。
中外、サトラリズマブが希少疾病用医薬品に指定
中外製薬は9月13日、開発中のpH依存的結合性IL-6受容体抗体サトラリズマブ(開発コード・SA237)が、「視神経脊髄炎及び視神経脊髄炎関連疾患」を対象に日本で希少疾病用医薬品に指定されたと発表した。サトラリズマブは中外が創製したもので、日本では2019年中の申請を予定している。