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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2019年9月6日)

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大日本住友 ロイバントと3200億円で戦略提携、新薬候補を複数獲得

大日本住友製薬は9月6日、英国とスイスに本社を置く製薬関連企業ロイバント・サイエンシズと戦略提携することで基本合意したと発表した。ロイバントの子会社5社の株式を取得して複数の新薬候補を獲得するとともに、データ分析のプラットフォームなどを取得。ロイバントの株式も10%以上取得する方針で、総投資額は30億ドル(約3200億円)となる見通し。10月末に正式合意する予定。

戦略提携で大日本住友が獲得するのは、GnRH受容体拮抗薬レルゴリクスや、過活動膀胱治療薬ビベグロン、再生細胞医薬品RVT-802など。いずれも近い将来に米国での承認が期待されている。

 

武田、米国で副甲状腺ホルモン製剤を回収

武田薬品工業は9月6日、米国で販売している副甲状腺ホルモン製剤「NATPARA」を回収すると発表した。カートリッジのゴム製隔壁部分に繰り返し針を刺すことで、剥離した小さなゴム片がカートリッジ内に混入する可能性があることが判明したため。

同薬はシャイアー買収でラインナップに加わった製品で、通常療法で効果不十分な成人の慢性副甲状腺機能低下症に対する補助療法として米国で承認されている唯一の薬剤。武田は「早期の解決と供給再開に向けてFDA(食品医薬品局)と緊密に連携していく」としている。2018年の同薬の売上高は、欧州での販売分も含め2億3010万ドル(前年比56.1%増)。

 

MeijiSeikaファルマ 統合失調症薬ジプラシドン、P3で有効性示せず

MeijiSeikaファルマは9月6日、統合失調症治療薬ジプラシドン(開発コード・ME2112)の国内臨床第3相(P3)試験で主要評価項目を達成できなかったと発表した。試験は統合失調症の急性増悪期の患者が対象。主要評価項目はPANSS総合評価尺度の総合スコアの6週目までの平均変化量だったが、プラセボとの統計学的有意差を示せなかった。Meijiは試験結果を詳細に解析し、開発計画を検討する。

 

中外 FoundatioOneの機能追加を申請、ロズリートレクのROS1陽性肺がんで

中外製薬は9月6日、がん関連遺伝子変異解析プログラム「FoundationOne CDx がんゲノムプロファイル」について、ROS1/TRK阻害薬「ロズリートレク」(一般名・エヌトレクチニブ)のROS1融合遺伝子陽性非小細胞肺がんに対するコンパニオン診断機能の追加を申請したと発表した。ロズリートレクはNTRK融合遺伝子陽性の進行・再発固形がんを対象に今月4日に発売。ROS1陽性非小細胞肺がんでは、今年3月に申請を行っている。

 

大鵬薬品 ロンサーフが中国で承認、欧州では胃がんに適応拡大

大鵬薬品工業は9月6日、抗がん剤「ロンサーフ」(トリフルリジン/チピラシル)について、中国で結腸・直腸がんを対象に承認され、欧州では胃がんに対する適応拡大の承認を取得したと発表した。胃がんの適応は、今年2月に米国で、今年8月に日本で承認されている。

 

湘南アイパーク 「湘南会議」が運動定着プログラムの実証実験

湘南ヘルスイノベーションパーク(湘南アイパーク)は9月6日、未病ビジネスの創出を目指す企業コンソーシアム「湘南会議」が、健康増進に向けた運動習慣の定着プログラムの実証実験を始めたと発表した。実証実験は、第1期(2018年11月~19年3月)の活動に参加したRIZAPグループとアフラック生命保険が実施。19年度中に終え、20年度から商品化に移る予定。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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