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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2019年8月5日)

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そーせいG 武田と提携、消化器系疾患でGPCRに作用する新薬を共同開発

そーせいグループは8月5日、消化器系疾患でGタンパク質共役受容体(GPCR)に作用する新薬の研究開発・製品化を目指し、武田薬品工業と戦略的提携契約を結んだと発表した。武田が選定した複数のGPCRターゲットに対して、そーせいG独自のGPCR構造ベース創薬技術を活用して開発を行う。対象となる疾患領域は今後拡大する予定。

契約に基づき武田は、各ターゲットに対する医薬品の開発・販売に関して、グローバルでの独占権を持つ。そーせいは最大で総額2600万ドル(約27億8600万円)の契約一時金と初期マイルストンを受領。総額12億ドル(約1286億円)を超える開発・販売マイルストンや、ロイヤリティを受け取る権利を持つ。

 

第一三共 抗がん剤ペキシダルチニブが米国で承認

第一三共は8月5日、抗がん剤のCSF-1R阻害薬ペキシダルチニブが、腱滑膜巨細胞腫の適応で米FDA(食品医薬品局)から承認を取得したと発表した。製品名は「Turalio」。臨床試験で報告された重篤な肝障害のリスクを軽減するため、処方はREMS(Risk Evaluation and Mitigation Strategy)と呼ばれる管理プログラムに従って行われる。同薬は欧州でも今年3月に申請済み。

 

サンバイオ、再生細胞薬の商流でスズケンと契約…トレーサビリティシステムの共同開発も

サンバイオとスズケンは8月5日、サンバイオが開発を進める再生細胞薬について、商流に関する取引基本契約を結んだと発表した。あわせて、製品を患者に投与するまでのトレーサビリティと投与後のサポートまでを管理するシステムの共同開発を行うことでも合意。物流業務の受委託契約締結に向けた協議も進めている。

 

サンバイオ 再生医療等製品製造販売業許可を取得

サンバイオは8月5日、7月下旬に東京都庁から「再生医療等製品製造販売業許可」を取得したと発表した。同社は慢性期外傷性脳損傷向けの再生細胞薬「SB623」について、2020年1月期中の日本での申請を目指している。

 

富士フイルム、バイオジェン製造子会社の買収完了

富士フイルムは8月5日、米バイオジェン子会社のバイオジェン・デンマーク・マニュファクチャリングの買収を8月1日に完了したと発表した。買収額は約8億9000万ドル(約943億円)で、動物細胞培養タンクなどの大量生産設備を獲得。バイオ医薬品のCDMO拠点の1つとする。同社が行っていたバイオジェン製品などの製造も受託し、収益基盤の強化につなげる。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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