エーザイ、米ケンブリッジに探索研究所…認知症薬の創出目指す
エーザイは7月10日、米マサチューセッツ州ケンブリッジに新たな探索研究所「G2D2」(Eisai Center for Genetics Guided Dementia Discovery)を開いたと発表した。同研究所では、アミロイドβやタウに続く創薬標的を見据え、認知症神経免疫療法にフォーカス。脳内免疫システムをターゲットとした認知症治療薬の創出を目指す。
アステラス、関節リウマチ治療薬「スマイラス」を発売
アステラス製薬は7月10日、関節リウマチ治療薬のJAK阻害薬「スマイラフ」(一般名・ペフィシチニブ)を発売したと発表した。関節リウマチを適応に持つJAK阻害薬としては、「ゼルヤンツ」「オルミエント」に続いて3剤目。薬価は50mg1錠1741.00円、100mg1錠3379.90円。通常1日1回150mgを投与するが、状態に応じて1日1回100mgに減量できる。ピーク時の売上高予測は薬価ベースで84億円。
富士フイルム、アクセリードとiPS創薬支援で提携
富士フイルムとアクセリード・ドラッグ・ディスカバリー・パートナーズは7月10日、iPS細胞を使った創薬支援事業で提携すると発表した。富士フイルムのiPS細胞由来製品と、アクセリードの化合物評価・解析サービスなどを組み合わせ、顧客提案力を強化するとともに、新たな評価方法やサービスの開発を目指す。
生命科学インスティテュート Muse細胞の臨床試験開始、脊髄損傷で
生命科学インスティテュートは7月9日、Muse細胞製品「CL2020」について、脊髄損傷を対象に国内で臨床試験を始めると発表した。Muse細胞は多能性幹細胞で、静脈内で損傷部位に集積し、そこに生着して組織を修復するのが特徴。