キュアアップ、第三者割当増資で22億円調達…治療用アプリの開発加速
キュアアップは7月5日、日本生命や森トラストなど8社を割当先とする第三者割当増資を行い、計22億円を調達したと発表した。同社はニコチン依存症治療用アプリを日本で申請中。高血圧や非アルコール性脂肪肝の治療用アプリの開発も進めており、調達した資金で開発を加速させる。今年3月には米国法人「CureApp North America」を設立しており、米国でも事業を展開する。
「再生誘導医薬」のステムリム、マザーズ上場が承認
「再生誘導医薬」を開発する大阪大発のバイオベンチャー「ステムリム」(大阪府茨木市)は7月5日、東証マザーズへの上場が承認されたと発表した。上場は8月9日。同社は、医薬品を投与することで、体内にある幹細胞を損傷した臓器・組織に集積させ、機能的な再生を誘導する治療を開発している。
消費者庁、大正製薬などに措置命令…花粉分解マスク「根拠ない」
花粉を分解するなどとうたうマスクに合理的根拠がないとして、消費者庁は7月4日、景品表示法違反(優良誤認)で大正製薬など4社に対し、表示の差し止めや再発防止を求める措置命令を出した。
4社は、マスクに含まれる光触媒が花粉や細菌、ウイルスなどを分解し、口や鼻から吸い込むことを防ぐ効果があるかのように商品のパッケージなどに表示していた。大正製薬は「科学的根拠に基づいて製品開発を行い、その合理的根拠に基づいて表示していると認識している。措置命令は科学的根拠を全く無視した内容」と反発しており、法的措置も検討するとしている。