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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2019年5月17日)

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抗がん剤「ベージニオ」にブルーレター、間質性肺疾患で死亡例

厚生労働省は5月17日、日本イーライリリーが製造販売する抗がん剤「ベージニオ」(一般名・アベマシクリブ)について、同薬を投与された患者で間質性肺疾患による死亡例が報告されているとして、同社に添付文書の改訂と安全性速報(ブルーレター)による注意喚起を指示した。

厚労省によると、同薬は発売された2018年11月30日から19年5月14日までに推定約2000人に投与。同期間中に間質性肺疾患の重篤な症例が14例報告され、このうち3例は死亡に至った。

 

第一三共 新型インフルワクチン、期限延長も割り当て分の供給体制を整備できず

第一三共は5月17日、厚生労働省の「新型インフルエンザワクチン開発・生産体制整備臨時特例交付金」を受けて行っていた細胞培養法による新型ワクチンの供給体制の整備について、今年3月の期限までに割り当てられた「半年以内に4000万人分」の供給体制を整備できなかったと発表した。最終的に構築できた供給能力は約2300万人分にとどまり、同社は交付された助成金の一部を返還するとともに、遅延損害金を支払う。

供給体制の整備は当初、2014年3月が期限だったが、想定より高い投与量が必要なことが開発中に判明。収量向上や設備の改良を行うため、期限が5年延長されていた。第一三共は「期限内に体制構築を果たせず、心よりお詫び申し上げる」としている。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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