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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2019年4月2日)

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興和、東和薬品に45億円の損害賠償請求―リバロの特許めぐり

東和薬品は4月2日、同社で製造販売する後発医薬品が、高脂血症治療薬「リバロ」(一般名・ピタバスタチンカルシウム)の特許を侵害しているとして、興和から損害賠償を求める訴訟を起こされたと発表した。

発表によると、興和は東和の製品がリバロの製剤特許を侵害しているとし、2016年4月1日から1年間の販売分に対する損害賠償として45億円あまりを請求している。東和は「特許は無効」と主張しており、全面的に争う構え。

興和は同様の理由で昨年6月にも東和を提訴しており、現在係争中。東和も特許庁に特許の無効審判を求めている。

 

大日本住友 「リサイオ」の適応拡大を申請

大日本住友製薬は4月2日、造血幹細胞移植前治療薬「リサイオ」(チオテパ)について、「悪性リンパ腫における自家造血幹細胞移植の前治療」の適応拡大を申請したと発表した。申請は3月29日付。同薬は今年3月に小児悪性固形腫瘍における造血幹細胞移植の前治療の適応で承認を取得。5月の薬価収載後の発売を予定している。

 

スズケンと東邦HD、後発品で合弁会社設立

スズケンと東邦ホールディングスは4月1日、後発医薬品事業を共同で行う合弁会社「TSファーマ」を折半出資で設立したと発表した。新会社は、後発品の企画・交渉を行い、販売は両社の子会社が行う。製薬会社との提携も視野に入れており、今後は原薬などの共同調達や共同生産、サプライチェーンの効率化を検討していく。

 

ムンディと丸石、持続性がん疼痛治療薬「タペンタ」をコ・プロ

ムンディファーマと丸石製薬は4月1日、持続性がん疼痛治療薬「タペンタ」(タペンタドール)について、日本でのコ・プロモーション契約を結んだと発表した。6月1日から共同で情報提供活動を行う。ムンディは17年に同薬の日本での権利を獲得し、18年5月から流通を開始している。

 

ジャパンワクチン解散、取り扱い製品は第一三共とGSKに移管

グラクソ・スミスクライン(GSK)は4月1日、第一三共との合弁会社「ジャパンワクチン」を同日付で解散したと発表した。同社が扱ってきたワクチンのうち、4種混合ワクチン「スクエアキッズ」やインフルエンザワクチンなどは第一三共に、ロタウイルスワクチン「ロタリックス」やHPVワクチン「サーバリックス」などはGSKに、それぞれ移管された。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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