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製薬業界 きょうのニュースまとめ読み(2019年2月13日)

更新日

 

MSD「キイトルーダ」腎細胞がん、アキシチニブとの併用療法を申請

MSDは2月13日、免疫チェックポイント阻害薬の抗PD-1抗体「キイトルーダ」(一般名・ペムブロリズマブ)について、切除不能または転移性腎細胞がんに対するアキシチニブ(製品名・インライタ)との併用療法を申請したと発表した。申請は2月8日付。

進行・転移性腎細胞がんの初回治療を対象に行った臨床第3相試験で、キイトルーダとアキシチニブの併用療法は、スニチニブ(スーテント)に比べて全生存期間と無増悪生存期間を有意に延長した。

腎細胞がんでは、メルクセローノも今年1月、抗PD-L1抗体「バベンチオ」(アベルマブ)とアキシチニブの併用療法を申請している。

 

富士製薬 「ノルレボ」の後発品が承認

富士製薬工業は2月12日、緊急避妊薬「ノルレボ」の後発医薬品「レボノルゲストレル錠1.5mg『F』」の承認を取得したと発表した。ノルレボの後発品は国内初。費用負担の軽減が期待される。

 

エーザイ 「Fycompa」欧州で小児への適応拡大を申請

エーザイは2月13日、抗てんかん薬「Fycompa」(一般名・ペランパネル、日本製品名・フィコンパ)について、欧州で小児への適応拡大を申請したと発表した。同薬は欧州で、いずれも12歳以上の「てんかん患者の部分発作(二次性全般化発作を含む)」と「特発性全般てんかん患者の強直間代発作」で承認されており、これらの対象を小児患者に広げる。

小児適応は米国で2018年9月に承認され、日本でも今年1月に申請している。

 

ラクオリア 胃食道逆流症治療薬を南米でサブライセンス

ラクオリア創薬は2月13日、自社創製の胃食道逆流症治療薬tegoprazanについて、導出先の韓国・CJヘルスケアがメキシコのLaboratorios Carnotと中南米17カ国を対象とするサブライセンス契約を結んだと発表した。ラクオリアはCJから一時金と販売額に応じたロイヤリティを受け取る。韓国では近く発売される見通し。

 

大塚HD 売上高4.2%増、「レキサルティ」など好調―18年12月期

大塚ホールディングスが2月13日発表した2018年12月期業績は、売上高1兆2919億8100万円(前期比4.2%増)、営業利益1083億400万円(4.0%増)となった。

医薬品を含む医療関連事業は売上高8171億円(5.5%増)。抗精神病薬「エビリファイメンテナ」(880億円、24.0%増)や同「レキサルティ」(695億円、46.9%増)、利尿薬「サムスカ」(759億円、26.7%増)などが好調だった。

19年12月期は売上高1兆3900億円(7.6%増)、営業利益1500億円(38.5%増)を見込む。

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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