
楽天メディカル、台湾企業と光免疫療法のライセンス契約
楽天メディカルは6月27日、台湾の製薬企業オリエント・ユーロファーマの関連会社であるサインテックと、アルミノックス治療(光免疫療法)に使う製品について、台湾、マレーシア、シンガポール、フィリピンでの共同開発・販売に関する独占的ライセンス契約を結んだと発表した。サインテックは対象地域で共同開発、薬事申請、上市、マーケティング活動を主導。楽天メディカルは知見や経験を共有し、サインテックを支援する。楽天メディカルは契約一時金と、売上高に応じたマイルストンとロイヤリティを受け取る。
旭化成ファーマ「リコモジュリン」CIPNでP3試験開始
旭化成ファーマは6月27日、ヒトトロンボモジュリン製剤「リコモジュリン点滴静注用」(一般名・トロンボモデュリン アルファ)について、「化学療法誘発性末梢神経障害(CIPN)の感覚異常症状の発症抑制」を対象とする国内臨床第3相(P3)試験を開始したと発表した。試験では、大腸がんと診断されてオキサリプラチンを含む化学療法を受ける患者を対象に、有効性を評価する。現在、CIPNに対して明らかな有効性を示す確立された予防薬や治療薬はない。
武田薬品「ヌバキソビッド」LP.8.1対応へ申請
武田薬品工業は6月27日、新型コロナウイルス感染症ワクチン「ヌバキソビッド筋注」について、LP.8.1系統に対応したワクチンを申請したと発表した。2025/26シーズンの定期接種向け。
モデルナ「スパイクバックス」6カ月~11歳向けプレフィルドシリンジ製剤承認
モデルナ・ジャパンは6月27日、新型コロナウイルス感染症ワクチン「スパイクバックス筋注」について、生後6カ月~11歳以下向けのプレフィルドシリンジ製剤の承認を取得したと発表した。承認は6月23日付。さらに、27日には同製剤について▽生後6カ月以上4歳以下を対象とした追加免疫▽LP.8.1への対応――のための一部変更申請を行った。これらが承認されれば、生後6カ月以上のあらゆる世代で、最新の変異株に対応したプレフィルドシリンジ製剤による接種ができるようになる。
AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
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