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独メルク 抗がん剤lurbinectedin、日本での権利取得/武田テバ、ファンドへの株式譲渡完了 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2025年4月3日)
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AnswersNews編集部

(写真・ロイター)
独メルク 抗がん剤lurbinectedin、日本での権利取得
独メルクは4月3日、スペインのファーマ・マーと、同社が開発している抗がん剤lurbinectedinの日本でのライセンス、開発、商業化に関する契約を結んだと発表した。メルクは一時金2200万ユーロ(約36億円)と最大3100万ユーロのマイルストンを支払う。lurbinectedinは、海洋生物のエクテイナシディア・ターボニカから分離された海洋化合物ET-736のアナログで、腫瘍原性転写経路を選択的に阻害する作用を持つ。がん細胞への直接的な作用に加え、腫瘍関連マクロファージの腫瘍遺伝子転写を阻害し、腫瘍の成長に必要なサイトカインの産生を抑制する。
武田テバ、ファンドへの株式譲渡完了…9月に社名変更へ
武田テバは4月3日、投資ファンドのジェイ・ウィル・パートナーズが設立した新会社ジェイ・ケイ・アイへの株式譲渡が完了したと発表した。親会社のテバファーマスーティカル・インダストリーズが3月31日付で全株式を譲渡した。武田テバファーマとその子会社・武田テバ薬品は、9月1日付で社名を「T’sファーマ」と「T’s製薬」に変更する。譲渡にあわせて、登記上の本社所在地も名古屋市から東京・恵比寿に移した。
東和薬品、正社員5.7%賃上げ
東和薬品は4月3日、正社員と契約社員らを対象に賃上げを行うと発表した。賃上げ率は、正社員が定期昇給とベースアップをあわせて5.7%、契約社員らが4.0%。