
科研製薬、米アルミスからTYK2阻害薬を導入
科研製薬は3月25日、米国のバイオ医薬品企業アルミスからTYK2阻害薬「ESK-001」を導入したと発表した。アルミスは同薬を尋常性乾癬を対象に開発しており、科研は日本で皮膚科領域の疾患に対する治療薬として独占的に開発、製造、商業化する権利を取得。一時金2000万ドル(約30億円)を支払うほか、最大1億2500万ドル(約188億円)の開発・販売マイルストンと売上高に対するロイヤリティを支払う。日本を含むグローバル開発はアルミスが行い、科研は開発費の一部を負担する。科研は、膠原病領域と消化器領域での開発・販売権に関するオプション権も持ち、行使した場合には一時金を支払う。
メドレックス・DWTI、リドカインテープ剤を米で再々申請
メドレックスとデ・ウエスタン・セラピテクス研究所は3月25日、共同開発している帯状疱疹後神経疼痛治療薬「MRX-5LBT/DW-5LBT」を米国で再申請したと発表した。同薬はメドレックスの独自技術を使ったリドカインテープ剤。米国では2023年に最初の申請が承認見送りとなり、翌年再申請したが承認には至らなかった。FDA(食品医薬品局)は追加データの提出を求めており、両社は追加解析を行った上で3度目の申請を行った。
ニプロ、新社長に山崎専務
ニプロは3月25日、山崎剛司専務取締役が代表取締役社長に昇格する人事を発表した。就任日は6月26日の予定。佐野嘉彦社長は代表取締役会長に就く。山崎氏は主に国際事業部で要職を歴任し、2023年7月からは専務取締役国際事業統括国際事業部長兼ファーマパッケージング事業部担当専務を務めている。
あわせて読みたい
オススメの記事
-
ウルトラジェニクス、LC-FAOD治療薬トリヘプタノインを申請/MSD、21価肺炎球菌ワクチン「キャップバックス」承認 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2025年8月8日)
-
製薬業界 2025年下半期の転職市場トレンド予測―求人数は上半期から横ばいの見通し…メディカルやバイオベンチャーの研究などで募集活発
-
【工場探訪:くすりづくりの現場を歩く】中外製薬工業・宇都宮工場―日本最大級のバイオ医薬品製造施設はDXの先進地
-
【2025年版】国内製薬会社ランキング―トップ3は今年も武田・大塚・アステラス、海外好調で軒並み増収
-
【2025年版】製薬会社世界ランキング―トップ3はロシュ、メルク、ファイザー…リリーがトップ10入り