
米トライネットXと富士通、日本で合弁会社設立
医療データの米トライネットXは2月12日、富士通と合弁会社「トライネットXジャパン」を設立したと発表した。合弁会社は、世界2億人以上の患者データを網羅するトライネットXのデータベースと、富士通の医療データプラットフォームを連携させ、製薬企業などに提供。臨床研究の最適化や新薬開発の迅速化につなげる。
決算
米ギリアド・サイエンシズ(2024年12月期、2月11日発表)
売上高287億5400万ドル(前期比6.0%増、約4兆4157億円)、純利益4億8000万ドル(91.5%減、約737億円)。米シーマベイ買収の関連費用と開発品の減損損失で大幅な減益。主力の抗HIV薬「ビクタルビ」は13%増の134億2300万ドルを売り上げ、抗TROP2抗体薬物複合体「トロデルビ」も24%増の13億1500万ドルと販売を拡大。CAR-T細胞療法の「テカルタス」と「イエスカルタ」も伸びた。25年12月期は製品売上高282億~286億ドル(前期は286億1000万ドル)を見込む。
米バーテックス・ファーマシューティカルズ(2024年12月期、2月10日発表)
売上高110億2010万ドル(前期比11.7%増、約1兆6923億円)、純利益5億3560万ドルの赤字(約822億円の赤字、前期は36億1960万ドルの黒字)。米アルパイン・イミューン・サイエンシズ買収の関連費用で最終赤字となった。主力の嚢胞性線維症治療薬「TRIKAFTA/KAFTRIO」の売上高は102億3860万ドル(14.5%増)。25年12月期は117.5億~120億ドルの売上高を予想している。