製薬業界の求人動向を、業界専門の転職支援サービス「Answers」「MRBiZ」(運営元:株式会社クイック)の専任コンサルタントが毎月レポートします。
求人件数は微増
2024年12月の製薬業界の求人件数は、全体的に前月からわずかに増加しました。
職種別に見ると、前月から増加したのは「製造」(前月比8%増)や「マーケティング」(7%増)、「製造技術」(5%増)など。一方、減少となったのは「MA・MSL」(13%減)や「MR」(9%減)、「PV・PMS」「学術・DI」(いずれも7%減)などでした。例年、年末は転職市場も動きが鈍る時期で、今年も全体的に市場は落ち着いています。
[研究]メーカーは一段落も、バイオベンチャーは堅調
研究職の求人件数はほぼ前月並み。一部新薬メーカーの早期退職を受けた中途採用強化の動きはほぼ落ち着いてきました。向こう数カ月はこうした状況が続くとみられます。一方、バイオベンチャーの募集は堅調。人員増強を目的とした募集が活発です。
[開発]一部メーカーで「開発企画・PM」募集活発
開発企画・PMは前月比4%減となりましたが、一部の外資系メーカーが来期入社の募集を開始しており、動きとしては活発な状況が続いています。2%減となったCRAは、メーカーとCROの両方で新規の募集が鈍化。CROでは未経験者や第二新卒といった若手層の募集を終える企業が増えており、今後のマーケット動向を注視していく必要がありそうです。
[製造]求人数は豊富
製造関連職の採用ニーズは堅調。引き続き求人数は豊富です。ただ、ここ1年ほど若手や異業種出身者の採用を積極的に行っていた大手企業で、経験者に対するニーズが増えてきているように感じています。今年度の採用計画を充足しつつある企業も多く、今後しばらくは企業側の目線も高くなりそうです。
[MR]がんや希少疾患で引き続き募集
MRの求人件数は前月比9%減となりました。採用枠が数十人規模の求人が軒並み募集を終えたためですが、引き続きがんや希少疾患の領域で数人から十数人の枠の求人が出ています。今月は外資系メーカーを中心に年度の終わりを迎える企業も多く、CSOも含めて大きな動きはないでしょう。スポットでの募集が中心となりそうです。
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(コンサルタント 永田雅実/佐久間貴大)
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