ファイザー、社長にCOOの五十嵐氏…来年1月1日付
ファイザーは11月18日、来年1月1日付でチーフ・オペレーティング・オフィサー(COO)の五十嵐啓朗氏が社長に就任すると発表した。現社長の原田明久氏は同日付で会長に就く。五十嵐氏はボストンコンサルティンググループで経営コンサルタントとして勤務後、2012年にバイエル薬品に入社し、複数の疾患領域で事業部長を歴任。19年にプライベートエクイティファームのKKRに移り、20~22年にKKRキャップストーンジャパンの社長を務めたあと、MSD副社長を経て今年8月にCOOとしてファイザーに入社した。
科研、ニューマブと炎症性腸疾患向け多重特異性抗体の共同研究契約
科研製薬は11月15日、スイスのニューマブ・セラピューティクスと、炎症性腸疾患に対する新規多重特異性抗体「ND081」に関する共同研究契約を結んだと発表した。科研は一時金約1300万スイスフラン(約23億円)を支払うほか、非臨床開発からPoC試験までの資金を提供。特定の主要なアジア地域でND081の商業化権を取得するオプション権を獲得する。両社は2021年からアトピー性皮膚炎を対象とした多重特異性抗体「NM26」を共同開発し、今年、米ジョンソン・エンド・ジョンソンに導出した。