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塩野義、新規作用機序の抗うつ薬ズラノロンを申請/テリボン特許訴訟、沢井に賠償命じる判決 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2024年9月27日)

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AnswersNews編集部

 

塩野義、新規作用機序の抗うつ薬ズラノロンを申請

塩野義製薬は9月27日、うつ病治療薬ズラノロンを申請したと発表した。同薬は米セージ・セラピューティクスからの導入品で、塩野義は日本と台湾、韓国での独占的開発・販売権を持つ。中等症から重症のうつ病患者412名を対象に行った国内臨床第3相(P3)試験では、うつ病の重症度を評価するHAM-D合計スコアをプラセボと比較して統計学的に減少させた。同薬はシナプスとシナプス外のGABAA受容体に対するポジティブアロステリックモジュレーター。既存の抗うつ薬とは異なる新規の作用機序を持つ。米国では2023年8月に産後うつ病治療薬「ZURZUVAE」として承認されている。

 

「テリボン」特許訴訟、沢井に賠償命じる判決

骨粗鬆症治療薬「テリボン」の製法特許を侵害したとして、製造販売元の旭化成ファーマが沢井製薬に同薬の後発医薬品の製造販売差し止めなどを求めた訴訟で、旭化成ファーマは9月27日、大阪地裁が同社の訴えを認める判決を出したと発表した。判決は、沢井に対して問題となった特許の方法で製造・販売を行わないよう命じるとともに、約30億円の賠償金を支払うよう命じている。旭化成ファーマは2022年4月に沢井を提訴。23年9月には大阪地裁が沢井に製造販売差し止めの仮処分命令を出した。沢井は22年2月にテリボン後発品の承認を取得し、同年9月に発売したが、仮処分命令を受けて販売を停止している。

 

湘南アイパーク、韓国のバイオスタートアップ8社が入居

アイパークインスティチュート(神奈川県藤沢市)は9月27日、韓国の先端バイオスタートアップ8社が湘南アイパークに入居すると発表した。アイパークインスティチュートは昨年11月、韓国の行政機関である中小ベンチャー企業部と業務協約を締結。これに基づき、両者は今月から8社に対する具体的支援を開始した。

 

楽天メディカル、東京医科歯科大と共同研究…アルミノックス治療に伴う浮腫軽減で

楽天メディカルは9月27日、東京医科歯科大と非臨床共同研究契約を結んだと発表した。非ステロイド性抗炎症薬が頭頸部アルミノックス治療(光免疫療法)に伴う浮腫を軽減する可能性について検討する。抗体光感受性物質複合体「アキャルックス」を使った頭頸部がんに対する光免疫療法では、注意すべき有害事象に舌腫張や咽頭浮腫があり、これらによって気道閉塞が生じるおそれがある場合には気管切開などの対応が必要になる。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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