
東邦HD、ひろさきLIに出資…再生医療への取り組み強化
東邦ホールディングス(HD)は7月24日、再生医療等製品を手掛けるバイオベンチャーひろさきLI(東京都千代田区)に出資したと発表した。同社の事業開発を支援し、再生医療等製品への取り組みを強化する。ひろさきLIは2022年に角膜上皮幹細胞疲弊症における眼表面の癒着軽減を目的とした再生医療等製品「サクラシー」を発売。現在、変形性膝関節症治療用の自己軟骨細胞加工製品「IK-01」の開発を進めている。東邦HDは今年4月からサクラシーの流通を受託している。
エーザイ、認知症エコシステム構築へエコナビスタと業務提携
エーザイは7月24日、睡眠解析技術を持つエコナビスタと、認知症領域でのエコシステム構築を目指す業務提携契約を結んだと発表した。エーザイの脳の健康度のデジタルチェックツール「のう KNOW」や、エコナビスタのSaaS型高齢者施設見守りシステム「ライフリズムナビ」、健康状態の推移を予測する同社独自のAI「認知症予測モデル」などを使った実証実験を両社で行う。実験はライフリズムナビを導入する高齢者施設の入居者を対象に、認知機能の変化を早期に発見し気づきを促すもの。高齢者施設の一般棟やシニア向け分譲マンションに入居する人は介護関連スタッフらとの接点がないため認知機能の変化に気づく機会が少ないといい、これら入居者の潜在的なMCI・認知症発見につなげることを目指す。
メディパルHD、薬局経営支援のプレサスキューブを子会社化
メディパルHDは7月24日、保険薬局経営支援を行うプレサスキューブ(東京都新宿区)に追加出資し、子会社化したと発表した。プレサスキューブは薬局向けに経営分析ツールや経営コンサルティングサービスを提供している。メディパルHDも薬局業務をサポートするシステムを開発・販売しており、追加出資を通じて薬局向けサービスを強化する。
AnswersNews編集部が製薬企業をレポート
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