(写真:ロイター)
ノボ、医薬品輸送にEVトラック導入…業界初、三菱倉庫と実証実験
ノボノルディスクファーマと三菱倉庫は7月23日、業界で初めて医薬品輸送にEVトラックを活用する実証実験を8月から行うと発表した。ノボは三菱倉庫に自社製品の保管と輸送を委託しており、東京の物流センターから全国の特約店への輸送には従来型のディーゼル車のトラックを使っている。実証実験では、関東の一部地域へのトラックの1台をGDPに準拠した中型EVトラックに切り替え、二酸化炭素排出量の削減を目指す。EVトラックには▽充電スタンドの場所が限定的▽総積載量が小さい▽走行可能距離が短い――といった課題があるが、配送ルートを最適化するなどして導入にこぎつけた。両社は今後、継続的に取り組みを評価・改善し、対象地域の拡大を目指す。
モデルナ、東大と産学協創協定…mRNA技術の応用進展
米モデルナとモデルナ・ジャパンは7月23日、東京大と産学協創協定を結んだと発表した。mRNA技術の応用進展に向け、▽持続可能で健康的な社会を支えるデータ生成▽ワクチン接種に対する忌避感の解消・ワクチンの受容性の改善に関する研究▽mRNA技術に基づく製品のリアルワールドデータ生成と医療経済・アウトカムリサーチ――を行う。モデルナと東大は昨年、mRNA研究と教育分野での協業に向けた基本合意を締結。今年4月には社会連携講座を開設した。
リボミック、東大と眼科疾患で共同研究
リボミックは7月23日、東京大医学部眼科学教室と眼科疾患に関する共同研究を行うと発表した。リボミックのアプタマーを、同教室が所有する評価系を使って評価。眼科疾患に対する薬効を検討する。共同研究は2年間の予定。リボミックは同教室に研究費を支払う。