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アジア系ファンドのMBK、アリナミン製薬買収/ティムス、北大から脊髄損傷薬の権利取得|製薬業界きょうのニュースまとめ(2024年7月3日)

更新日

AnswersNews編集部

 

アジア系ファンドのMBK、アリナミン製薬を買収

アジア系投資ファンドのMBKパートナーズは7月3日、米投資ファンドのブラックストーン・グループからアリナミン製薬を買収すると発表した。MBKは、国内販売のさらなる強化、海外事業の基盤構築・エリア拡大、D2C事業の成長を目指すとしている。ブラックストーンは2021年に武田薬品工業からアリナミン製薬を買収。主要製品の販売拡大やアジア市場への展開、通販事業の強化などに取り組み、買収後の3年間で売上高は年平均13%成長したという。

 

ティムス、北大から脊髄損傷治療薬の権利取得

ティムスは7月3日、北海道大と、同大が保有する脊髄損傷治療薬候補物質「TMS-010」の知的財産権に関する全世界での独占的実施許諾契約を結んだと発表した。両者は2022年にオプション契約を結んでおり、有効性、安全性、市場性などの評価を踏まえてティムスがオプション権を行使した。ティムスは同薬を世界で開発、生産、使用、販売する権利を獲得し、北大に一時金やマイルストン、ロイヤリティを支払う。同薬は北大が見出した化合物で、血液脳脊髄関門の破綻を防ぐことで脊髄の2次損傷を抑制する神経保護作用が期待できるという。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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