EPS、米CROと協業…米国で日本人含む早期臨床試験を共同実施
EPNextSは3月21日、米国のCROフロンテージ・ラボラトリーズと協業すると発表した。協業では、EPNextS子会社のイーピーエスが、フロンテージが米国に保有する専用施設で日本人を含む早期臨床試験を共同で実施。日本が後期臨床試験の実施国に含まれやすくすることで、ドラッグ・ラグ/ドラッグ・ロスの解消につなげる狙い。
エーザイ、ライフネット生命と認知症保険開発
エーザイは3月21日、ライフネット生命保険と認知症保険「be」を開発したと発表した。認知症や軽度認知障害と診断された場合に一時金を支払うことで、早期発見・早期治療をサポートする。発売にあわせて、エーザイの認知症関連コンテンツを集約したLINE公式アカウントの提供も開始。加入者には付帯サービスとして、エーザイのブレインパフォーマンスセルフチェックツール「のうKNOW」を提供する。
武州製薬、会津工場で2人が廃液処理作業中にケガ
武州製薬は3月21日、会津工場(福島県会津若松市)で、理化学試験後に濃硫酸を含む廃液処理作業を行っていた従業員2人が顔や手に軽度の化学熱傷を負う事故があったと発表した。事故は20日に発生。製造や出荷に影響はなく、周辺の住民や環境への影響もないという。同社は「原因究明と再発防止策の検討を行い、安全に留意して製造に努めていく」としている。
そーせい、IBD治療薬のP1試験開始
そーせいグループは3月21日、炎症性腸疾患(IBD)治療薬候補のEP4受容体作動薬「HTL0033744」の臨床第1相(P1)試験を開始したと発表した。同薬は、損傷した腸管上皮の治癒を促進し、腸菅の炎症亢進を抑制することで治療効果を発揮する作用を持つ。試験は英国で実施し、最初のデータリードアウトは2025年を予定している。
武田、米国で「アイクルシグ」の適応拡大が迅速承認
武田薬品工業は3月21日、チロシンキナーゼ阻害薬「アイクルシグ」(一般名・ポナチニブ塩酸塩)について、フィラデルフィア染色体陽性急性リンパ性白血病と新規に診断された成人患者に対する化学療法併用下での使用が米国で迅速承認されたと発表した。承認の根拠となったP3試験では、微小残存病変陰性完全寛解率でイマチニブに対する優越性を示した。