製薬業界の求人動向を、業界専門の転職支援サービス「Answers」「MRBiZ」(運営元:株式会社クイック)の専任コンサルタントが毎月レポートします。
求人件数はわずかに減少
2024年2月の製薬業界の求人件数は、全体的に前月からわずかに減少しました。
職種別に見ると、前月から増加したのは「マーケティング」(前月比12%増)や「MA・MSL」(9%増)、「製造」(3%増)など。一方、減少となったのは「開発企画・PM」(8%減)、「学術・DI」(7%減)などでした。企業の中途採用の動向に大きな変化はありません。
[研究]モダリティ・領域経験者は転職を考えやすい状況
23年度の採用枠が充足してきたことで募集を終えた企業が重なり、研究職の求人件数はやや減少しました。ただ、引き続き内資系メーカーから新規の募集は出ており、新規モダリティやスペシャリティ領域の経験を持つ人にとっては転職を考えやすい状況が続いています。受託企業のテクニシャンクラスへのニーズも堅調で、全体として研究職の転職市場は活況です。
[開発] CRA、内資メーカーで新規募集
開発職は全体的に減少となりましたが、数字ほど減った印象はありません。開発企画・PMでは、複数のグローバル大手企業でパイプラインが後期開発に進んだことに伴う募集が増加。CRA(モニター)は外資系メーカーからの募集が一段落しつつある一方、内資中堅メーカーでいくつか募集が始まりました。
[製造]品質保証、本社QAでニーズ
製造職の求人動向は前月と大きく変わらず。前月比1%減の「品質管理/分析研究」では、細胞治療に関するニーズが出ているほか、原料・原薬メーカーから新規の募集が行われています。1%増の「品質保証/CMC薬事」では、グローバル製品の上市に向けた本社QAの募集が引き続き活発です。
[MR]がん領域で大型募集
MRの求人件数は前月から4%減となりましたが、採用枠数は増えています。スポットの求人に加え、直近では外資系メーカーでがん領域の組織立ち上げに向けた大型募集がスタート。CSOも含め市場の動きは活発です。
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異動の季節が近づいていることもあり、多くの人がキャリアを意識する時期になりました。転職するにせよしないにせよ、良い選択をするには転職市場の情報収集は欠かせません。
Answers転職サポートでは、求人情報から転職市場全体の最新動向まで、幅広い情報を提供しています。まずは情報収集からという方も、お気軽にお問い合わせください。
(コンサルタント 永田雅実)
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