ツムラ、通期業績予想を上方修正
ツムラは2月6日、2024年3月期の業績予想を上方修正したと発表した。修正後の予想は▽売上高1520億円(従来予想比15億円増)▽営業利益195億円(15億円増)▽経常利益224億円(38億円増)▽純利益162億円(32億円増)――。国内加工費や販管費などが計画を下回ったことで営業利益が従来予想から増加。経常利益と純利益には円安も寄与する。
リプロセル、子宮頸がんTIL療法をパイプラインに追加
リプロセルは2月6日、子宮頸がんに対する腫瘍浸潤リンパ球輸注療法(TIL)療法を新規パイプラインに追加し、事業化を進めると発表した。子宮頸がんに対するTIL療法は、2021年から慶応大などが先進医療として臨床第2相(P2)試験を行っており、リプロセルは同大と共同研究契約を結んで試験の細胞加工を担うことになっている。リプロセルは慶応大から移転されたTILの培養技術を活用し、自社のパイプラインとして事業化する。同社にとっては、脊髄小脳変性症を対象とした幹細胞製品ステムカイマル、筋萎縮性側索硬化症を対象としたiPS神経グリア細胞に続く3つ目のパイプラインとなる。