花王、独自技術をmRNA医薬品に応用…NANO MRNAと共同研究
花王は11月14日、独自の免疫制御技術を応用したmRNA医薬品の創薬に向け、NANO MRNAと包括共同研究契約を結んだと発表した。花王の独自技術「SNAREVAX(スネアバックス)」は、抗原に対して特定のタンパク質を融合した核酸配列設計を採用することで、その抗原に対する免疫応答を促進させる技術。両社は2022年から、新規mRNA医薬品の開発に向けて同技術の有効性検証を共同で行ってきた。共同研究では、アレルギー疾患などの領域で画期的なmRNA医薬品創出に向けた研究開発を進める。
富士フイルム富山化学、スマホで使える薬剤識別システム発売へ
富士フイルム富山化学は11月14日、持参薬鑑別のための次世代型薬剤識別システム「PROOFIT iQ」を来年1月に発売すると発表した。同システムは、アプリをインストールしたスマートフォンで撮影した薬剤の画像をAIが識別し、5種類の薬剤を候補として提示。薬剤師らはその中から1つを選んで持参薬を確定する。識別結果を電子カルテや持参薬管理システム機能、電子薬歴システムなどと連携する機能も備える。