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武田 肺がん治療薬「EXKIVITY」販売中止…迅速承認後に有効性示せず|製薬業界きょうのニュースまとめ(2023年10月3日)

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武田 肺がん治療薬「EXKIVITY」販売中止…迅速承認後に有効性示せず

武田薬品工業は10月3日、米国で2021年に迅速承認を取得した肺がん治療薬「EXKIVITY」(一般名・mobocertinib)について、同国での販売を自主的に中止すると発表した。迅速承認後の臨床試験で主要評価項目を達成できなかったため。同薬はEGFRエクソン20挿入変異を標的とする経口チロシンキナーゼ阻害薬。臨床第1/2相(P1/2)試験の結果に基づき、米国のほか英国、スイス、韓国、オーストラリア、中国で承認されている。武田は米国以外の国でも自主的に承認を取り下げる方針で、規制当局と協議を進めている。欧州では22年7月に申請を取り下げた。

 

CSLベーリング、血友病薬の宅配開始

CSLベーリングは10月3日、自社の血友病治療薬「イデルビオン」「エイフスチラ」を患者の自宅に配送できるようになったと発表した。アルフレッサのスペシャリティ医薬品配送サービス「Home Care Delivery」を活用する。アルフレッサは2021年からイデルビオンを使って同サービスのパイロット運用を行い、品質を担保しながら安全に宅配できることを確認。関東、中部、近畿でサービスを本格稼働した。血友病患者は通院時に持ち帰る薬剤の量が多く、温度管理も必要なため負担が大きい。新型コロナウイルス感染症の流行や、医薬品医療機器等法改正による遠隔服薬指導の解禁なども背景に、宅配のニーズが高まっていたという。

 

AnswersNews編集部が製薬企業をレポート

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