新型コロナワクチン「起源株」「オミクロン対応2価」の供用終了
厚生労働省は9月19日、今年秋冬の新型コロナワクチン接種が20日に始まることを受け、これまで使用してきた3種類のワクチンの供用を終了すると発表した。供用を終えるのは▽ファイザーの起源株ワクチン▽同社のオミクロン株対応2価ワクチン▽モデルナの同ワクチン――。20日からの秋冬接種ではオミクロン株XBB.1.5対応1価ワクチンが使われる。供用を終了する3つのワクチンの活用状況は次の通り。▽ファイザーの起源株ワクチン=供給約2億7480万回分・配送約2億6650万回分・廃棄約830万回分▽同社の2価ワクチン=供給約1億2510万回分・配送約9860万回分・供用を終了する政府在庫約2650万回分▽モデルナの2価ワクチン=供給約7000万回分・配送約1850万回分・供用を終了する政府在庫約5150万回分。
ジーエヌアイ、米社からオーソバイオロジクス事業を譲受
ジーエヌアイグループは9月19日、米エルーティアからオーソバイオロジクス事業の一部を譲受すると発表した。譲受するのは同事業のうち受託製造にかかわる部分で、受け皿となる子会社を米国に設立する。ジーエヌアイは前払い1500万ドル(約22億円)のほか、追加ロイヤリティとして最大2000万ドルを支払う。オーソバイオロジクスは、体内に自然に存在する物質を使って筋骨格系の損傷や疾患を治療する製品。ジーエヌアイは事業譲受を通じて生体材料事業を強化する。譲受の完了は年内を見込む。
セルソース、10月6日にプライム市場移行
セルソースは9月19日、10月6日付で上場市場を東証プライム市場に移行すると発表した。東証がグロース市場からプライム市場への上場市場区分変更を承認した。同社は「エクソソーム医薬品の創出を通じて新たな医療を実現し、再生医療等の産業化の推進に努める」としている。
「XTANDI」mHSPCへの適応拡大申請が中国で受理
アステラス製薬は9月19日、アンドロゲン受容体阻害薬「XTANDI」(一般名・エンザルタミド)について、転移性ホルモン感受性前立腺がん(mHSPC)への適応拡大の申請を中国国家薬品監督管理局医薬品評価センターが受理したと発表した。申請は、中国人患者180人を対象に行った臨床第3相(P3)試験の結果に基づく。