
JT、アトピー性皮膚炎・乾癬治療薬タピナロフクリームを申請
日本たばこ産業(JT)は9月15日、アリル炭化水素受容体モジュレーター「JTE-061」(一般名・タピナフロ)のクリーム剤を、アトピー性皮膚炎と尋常性乾癬の治療薬として申請したと発表した。JTはデルマバント・サイエンシズ(スイス)から日本で皮膚疾患領域を対象に独占的に開発・商業化する権利を取得。鳥居薬品と共同開発を進めてきた。承認後は鳥居が販売する。申請は、アトピー性皮膚炎(12歳以上)と尋常性乾癬を対象に行った国内臨床第3相(P3)試験の結果に基づく。アトピー性皮膚炎では2歳以上12歳未満の小児を対象としたP3試験も行っている。
楽天メディカル 光免疫療法、照射部位に誘導するガイド管を発売
楽天メディカルは9月15日、アルミノックス治療(光免疫療法)の光照射を補助する医療機器「BioBladeディフューザー用ガイド管」を発売したと発表した。光照射を行う機器「BioBladeフロンタルディフューザー」を照射部位に誘導するガイド管で、従来では難しかった部位の皮膚や粘膜にも光照射ができるようになる。
森下仁丹、ワダカルシウム製薬の製造部門を買収
森下仁丹は9月15日、一般用医薬品や健康食品の製造販売を手掛けるワダカルシウム製薬(大阪市)の製造部門を買収すると発表した。ワダカルシウム製薬が製造部門を分割して設立する新会社の全株式を取得し、12月1日付で完全子会社化する。森下仁丹は、ワダカルシウム製薬の製造ノウハウ、GMP適合医薬品製造所としての経験や技術を取得することで、品質管理や生産能力を強化する。
アルフレッサと東邦HD、MICINと資本業務提携
アルフレッサホールディングス(HD)子会社のアルフレッサと東邦HDは9月15日、MICIN(東京都千代田区)とそれぞれ資本業務提携したと発表した。アルフレッサは、MICINが展開する通院専用キャッシュレス決済サービス「クロンスマートパス」やオンライン診療サービス「クロン」の普及を推進。両社の経営資源を活用し、医療・ヘルスケアサービスを開発・展開する。東邦HDは、自社事業とのシナジーが期待できるとしている。
あわせて読みたい
オススメの記事
-
第一三共「エンハーツ」子宮内膜がん1次治療でP3開始/FRONTEOと塩野義、認知機能検査AIの臨床試験開始 など|製薬業界きょうのニュースまとめ読み(2025年6月10日)
-
【2025年版】国内製薬会社ランキング―トップ3は今年も武田・大塚・アステラス、海外好調で軒並み増収
-
【2025年版】製薬会社世界ランキング―トップ3はロシュ、メルク、ファイザー…リリーがトップ10入り
-
MRの求人は9%増、大型採用続く…研究・製造も内資系企業中心に募集活発|製薬業界 今月の転職求人動向レポート(2025年5月)
-
2024年 国内新薬承認取得数ランキング…最多は11承認のアストラゼネカ、新規有効成分はファイザーがトップ