ファイザー、免疫抑制剤「アトガム」発売
ファイザーは7月24日、中等症以上の再生不良性貧血に対する免疫抑制剤「アトガム点滴静注液」(一般名・抗ヒト胸腺細胞ウマ免疫グロブリン)を発売したと発表した。海外では再生不良性貧血の第1選択薬の1つとされ、「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」の結果を受けて開発された。薬価は250mg5mL1管7万5467円で、ピーク時の売上高予測は8億1000万円。
協和キリン「ジーラスタ」自家末梢血幹細胞移植治療への適応拡大を申請
協和キリンは7月24日、持続型G-CSF製剤「ジーラスタ」(ペグフィルグラスチム)について「自家末梢血幹細胞移植のための造血幹細胞の末梢血中への動員」への適応拡大を申請したと発表した。申請は、多発性骨髄腫と悪性リンパ腫患者を対象に行った臨床試験の結果に基づく。同薬は米アムジェンから導入したもので、国内では「がん化学療法による発熱性好中球減少症の発症抑制」を対象に2014年に発売。昨年2月に「同種末梢血幹細胞移植のための造血幹細胞の末梢血中への動員」に適応を広げた。
ラクオリアのtegoprazan、ペルーでも承認
ラクオリア創薬は7月24日、韓国HKイノエンに導出した胃食道逆流症治療薬tegoprazan(一般名)について、サブライセンス先がペルーで承認を取得したと発表した。同薬はラクオリアが創製したカリウムイオン競合型アシッドブロッカー。韓国やモンゴル、メキシコなどでも承認されている。