そーせいG、イドルシアの日本・APAC事業買収…650億円
そーせいグループは7月20日、スイス・イドルシアから日本とAPAC(中国除くアジア・パシフィック地域)の医薬品事業を買収したと発表した。同日付で日本法人と韓国法人の全株式を取得した。買収額は総額約650億円。そーせいGは買収を通じて、昨年4月に日本で発売された脳血管攣縮発症抑制薬「ピヴラッツ」や開発中の不眠症治療薬ダリドレキサントを獲得したほか、イドルシアのグローバルパイプラインのうち最大7品目についてオプション権を取得。ピヴラッツは2022年に日本で75億円(薬価ベース)を売り上げ、23年は130億円超を予想。ダリドレキサントは日本で今年下期の申請を予定している。製品の獲得で収益基盤を強化するとともに、臨床開発や販売の機能を取り込み、自社開発品などの開発・販売につなげる。